暴言や脅迫などカスハラ相次ぐ保険金お支払いセンター、AIで即時検知… 三井住友海上が導入
三井住友海上火災保険は、事故対応を行う「保険金お支払いセンター」で、客から理不尽な要求を突きつけられるカスタマーハラスメント(カスハラ)をAI(人工知能)が自動検知し、管理者に通知するシステムを今年度内に全ての窓口に導入する。
管理者は、AIが即時に文書化した通話内容を読み、カスハラに該当すると判断した場合、担当者に代わって電話対応をしたり、やりとりを強制的に終了させたりする。センターでは補償内容や保険金額に不満を持つ客による、暴言や脅迫などのカスハラ被害が相次いでおり、対策を強化する。
三井住友海上は9月末時点で、全国約170拠点のうち42拠点にシステムを先行導入しており、順次、全拠点に広げる。