業務スーパーのレトルトパウチ食品に『とり五目釜めしの素』が追加されました。炊き込みご飯の素ですね。お米と混ぜて炊飯するだけで作れるタイプです。

お味はわりとさっぱり寄り。鶏肉と野菜の素朴な風味がじんわりと広がります。胃に優しいかんじと言いますか、どこか駅弁の釜飯のような地味うま系の一品なんです。



『とり五目釜めしの素』の価格・内容量は?

『とり五目釜めしの素』は429円(税込、税抜398円)で販売中。炊き込みご飯の素が3袋入って、内容量は1,020g(1袋340g)。販売は神戸物産、製造は宮城製粉(業スーを運営する神戸物産のグループ会社)。

コスパ(単価)は1袋あたり143円。1袋に米3合を合わせるタイプでして、同じく3合用の炊き込みご飯の素は、一般スーパーだと190円/1袋ぐらい。そこそこ安めの価格といえます。

ちなみに業スーでは『炊き込みご飯の素 鶏五目』などの商品もラインナップされていますが、そちらは最近あまり見かけなくなった印象があります。

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お米に混ぜて炊くだけで3合分たっぷり作れる

炊飯釜にお米3合と本品1袋を入れたら、3合の目盛りまで水を加えて軽く混ぜましょう。あとは普通に炊飯するだけでOKです。

3合炊き以外のレシピは記載されていませんが、たとえば1合だけ炊きたい場合は、本品1袋(340g)から115g前後だけ取り出して使えば問題なく仕上がりますよ。

具材はさみしいけど香り豊かでそつなくおいしい

ごぼう、人参、たけのこ、鶏肉、しいたけと、5種類の具材が入っています。どれも細切れで食感の主張が弱く、ちょっとさみしい印象あり。そのぶん風味の良さに寄せたバランスと言えそうです。

醤油ベースにかつおと昆布を効かせたオーソドックスな味付け。やや没個性であっさりしすぎていますけど、かえって野菜の香味と鶏肉の旨みが引き立って感じられます。

素材の香味の良さが素直に立っていて、わりと品の良いかんじの味わい。炊き込みご飯の素としては平均点よりちょい上ぐらいのクオリティではないかと。

ただ、どうしても個性が弱いので、3合を食べきる前に飽きやすいのが欠点でしょうか。薄味で調整しやすいですし、炊飯時に適当な具材や調味料を足してもいいかもしれません。

焼きおにぎりアレンジもOK

炊き込みご飯が余ったら焼きおにぎりにアレンジするのもよいかと。握り固めたら醤油・みりん・ごま油(各小さじ1)を塗ってフライパンで焼き上げるだけ。おこげと相まって、だしの香ばしさがぐっと際立つんです。

一言でいえば、普通の鶏釜飯の素。コスパは十分でクオリティも無難ですし、一応ストックしておくと安心感があるかな、といったポジションの商品ですね。

カロリーは?

『とり五目釜めしの素』は1袋あたり203kcal(炭水化物 25.0g、食塩相当量 7.3g)。塩分がちょっとある以外、特に気にならない数値ですね。