巨人・阿部監督「日本シリーズにみんなで」 中山一発、門脇好守 3連投大勢は「明日もいってもらう」
◇セCSファイナルステージ第5戦 巨人1―0DeNA(2024年10月20日 東京D)
巨人が中山礼都内野手(22)のプロ初アーチで奪った1点を4投手の完封リレーで守り切り、開幕3連敗後に2連勝。優勝チームにあらかじめ与えられるアドバンテージ1勝を含めて3勝3敗のタイに持ち込み、逆王手をかけた。
巨人はあす21日に行われる第6戦で勝つか引き分ければ4年ぶりの日本シリーズ進出が決まる。
0―0で迎えた5回、先頭打者として第2打席に入った7番・中山がこの回から登板した相手2番手右腕・山崎から名前の礼都(らいと)と同じ巨人ファンの待つライトスタンドへ先制アーチ。これが決勝点となった。
中山はレギュラーシーズンでここまで通算160試合に出場しているが、まだノーアーチ。待望のプロ初本塁打が崖っ縁のCS第5戦で飛び出した値千金の一発となった。その後は門脇、増田大らの好守連発もあり、山崎伊、高梨、バルドナード、大勢の4投手が完封リレーで1点を守り切った。
阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。
――1―0。最後までしびれる展開。
「本当に、もうここまで来たので。まず明日、野球ができるということを、ありがたいと思っています」
――唯一の得点は中山のホームラン。プロ初がここで出た。
「それが野球なのかなっていうね、うん。と思いました」
――守り勝った試合。
「もう素晴らしいプレーをしてくれて、あの2つで勝ったようなものなので。素晴らしかったです」
――大勢が3連投。明日に向けて。
「明日もいってもらう予定でいます。けども総力戦で、相手もそうですけど、なかなか簡単には勝たせてくれないと思うので、とにかく総力戦でいきたいと思います」
――3勝3敗で逆王手。
「とにかく明日、勝って日本シリーズにみんなで行きたいと思います」