消しゴムに「好きな人の名前」…懐かしの「恋のおまじない」を知った小4男子があざとすぎた

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【スナック千代子へいらっしゃい #103 天性のあざと男子】

小学生の頃、「恋のおまじない」をしたことがある人は少なくないのでは? 結婚情報サイトの「ゼクシィ」が、20〜30代のユーザー女性(有効回答数:241)を対象に調査(2016年12月13日〜2017年1月17日)したところ、子どもの頃に夢中になった恋のおまじないのランキングは以下のような結果に。

1位 消しゴムに好きな人の名前を書いて、カバーで隠す(63%)

2位 相合い傘を書く(56%)

3位 ミサンガを着ける(51%)

4位 好きな人の写真を枕の下に置いて眠る(17%)

5位 満月に祈る(8%)

2児の母でイラストーレーターの横峰沙弥香さんも、子どもの頃に消しゴムを使った恋のおまじないをしたことがある一人。先日、小学4年生の息子にそのおまじないについて教えたら、それを使ったあざといモテテクを逆に教えられたそう。

横峰さんが子育ての切なさを、架空のスナック「スナック千代子」のピスタ千代子ママとしてつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、そのときのエピソードを漫画と共にお届けします。

#103 天性のあざと男子

40年生きた母より駆け引き上手な息子

なにがきっかけだったのか、小学4年生の息子・まめ(愛称)と話をしていたら、急におまじないの話題に。

思い返せば、私も願い事を書いた紙を枕の下に忍ばせて眠ったり、消しゴムに憧れの男の子の名前を書いたりとずいぶんかわいらしいことをしたものです。

自分に自信のない子どもでしたから、目的のために自ら行動を起こすほどの勇気はなく、それでも心に潤いがないと生きてはいけませんから、ただ密かに“呪物”を作ってはほんの少しの希望に願いをかける。私にとってのおまじないは、心の栄養剤みたいなものだったと思います。

当然効果はなかったものの、好きな男の子と少しでも仲良くなれればと頑張っていたのが消しゴムのおまじない

消しゴムのカバーを外し、本体に想い人の名前を書いたらカバーを付け直し、その名前を誰にも見られることなく使い切らなければならないというもの。誰にも触らせないで使い切る、などという別派閥もあったような気もします。

消しゴムなんて人から簡単に触られてしまいますし、見られてはいけないというのもなかなかにハードルが高いものですが、それ以前に、消しゴムを一個完璧に使い切ることの難しさよ。

40年の人生を振り返ってみても、完璧に使い切れた消しゴムがあったかどうか思い出せません。この難易度の高さは、人の気持ちなんて簡単にどうにかなるものではないという暗喩だったのでしょうか

対して、「その消しゴムを好きな子本人の前で落としたふりをして、自分の名前が書かれているのを見せてドキドキさせるんでしょ?」なんて言いながら軽やかに笑うまめ。

40年生きている私なんかよりずっと駆け引きに長けていることに驚きが隠せません。

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