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高校ラガーマン憧れの花園出場をかけた県高校ラグビー決勝があさってに迫りました。

【写真を見る】憧れの花園へ向け気合十分! 山形中央と山形南 県高校ラグビー決勝を制すのはどっちだ! (山形)

対戦するのは山形中央と山形南。この2校は頂上決戦に向けて気合十分です。

これまで29回の花園出場を誇る名門・山形中央ラグビー部。

今年は春からすべての大会を制し勢いにのって花園県予選に臨みます。

山形中央ラグビー部 ナンバーエイト 菊池駿 キャプテン(3年)「例年に比べ体のサイズも大きくてフォワード、バックスどちらでもトライが取り切れるのが特徴」

トライを取り切る。そのために、特別に大切にしているポイントがあります。それは。

山形中央ラグビー部 小巻孝至 監督「基本を大事に。あとは基本の上に生徒たちが自分たちで考えて(プレーを)やっている」

「きつい時こそ自分が動くという周りを助けるという作業が大事だと思う」

練習中に考え、意見を出し合います。これがチームを大きく成長させています。

山形中央ラグビー部 フルバック 柴田凌 選手(3年)「一人ひとりの意見は違うと思う。出し合って解決することで疑問も消えて結果的にひとつのチームになる」

こうして仕上げてきた山形中央。フォワードはしっかりボールをキープし前進する力をつけました。

山形中央ラグビー部 プロップ 古澤潤也 選手(3年)「セットプレースクラムやラインアウトの安定や勢いをつけてバックスにパスを出しゴール前のアタックでトライを取り切る」

バックスは突破力のあるセンターを軸に俊足ウイングとフルバックがスピードに乗った攻撃でトライを狙います。

山形中央ラグビー部 ウイング 佐竹勇星 選手(2年)「みんなががんばってくれてパスをもらうのでしっかりトライを取って点差をつけて勝ちたい」

名門・山形中央は、フォワードとバックスが一体となったラグビーで花園出場を目指します!

山形中央ラグビー部 小巻孝至 監督「今までの先輩の伝統を守りながら楽しくラグビーをやって決勝を戦いたいと思う」

山形中央ラグビー部 ナンバーエイト 菊池駿 キャプテン(3年)「一人ひとりの士気も上がっているしチームの仕上がりもいいと思うので(トライまで)どう持って行くか試合展開にこだわりながら全国を目指して戦いたい」

「いくぞー!おー!」

おととしは花園に出場するも、去年は1点差で敗れ涙をのんだ山形南ラグビー部。

あの悔しさは忘れない。今年は2年ぶり4回目の花園を目指しています。

「行くぞ花園ー!!」「強く強く強く!!」

率先して声を出すのは3年生。

実は今の3年生は1年生の時に花園を経験しています。だからこそ、花園への思いはより強いと言います。

山形南ラグビー部 ロック 伊藤夏広キャプテン(3年)「花園という舞台は今まで経験したことのない素敵な場所だったので絶対に戻りたいという思いは3年生は全員持っていると思う」

山形南のフォワードはナンバーエイトのクレブス理央が中心。圧倒的なパワーで突進します。

山形南ラグビー部 ナンバーエイト クレブス理央 選手(3年)「去年1点差で負けたことがずっと心に残ったまま1年プレーしていて1点の重みは誰よりも強い。僕にボールが回ってきたらトライを取るぞという感じ」

バックスはスピードのあるセンター・2年生の中川昊(なかがわ・こう)とどんなプレーも器用にこなす3年生・ウイングの稲毛煌がトライを狙います。

山形南ラグビー部 センター 中川昊 選手(2年)「自分はスピード、走ることが武器なのでスピードで相手を置き去りにできたらと思う」

山形南ラグビー部ウイング 稲毛煌 選手(3年)「スペースをみつけたらスペースを有効活用して走って相手のプレーヤーに負けないくらい強く当たってゲイン(前進)したいと思う」

もう一度、高校ラガーマン憧れの花園でラグビーをする。

山形南は、その思いを決勝の舞台にぶつけて勝利を目指します。

山形南ラグビー部 阿部貴洋 監督「みんなで戦う、最後まで立つ。最後まで走り切る。そうするとチャンスは絶対にある」

山形南ラグビー部 ロック 伊藤夏広キャプテン(3年)「去年の敗戦からチームで改善してきたことがある。絶対にそれを発揮して必ず花園への切符をつかみたいと思う」

全国高校ラグビー山形県大会決勝は、あさって、天童市の県総合運動公園ラグビー場で正午にキックオフです。