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JR札幌駅南口に整備予定の再開発ビルについて、最低でも200メートル以上の高さを確保する方針であることがわかりました。

再開発組合は「ビルの高さは東京以北最大を目指す」と話しています。

(青柳記者)「規模縮小が検討されている再開発ビルですが、高さは少なくとも200メートルを確保することがわかりました。あちらのJRタワーを超える高さになりそうです」

再開発が進むJR札幌駅の南口。

当初は2028年度中に地上43階高さおよそ245メートルのビルを整備する計画でしたが、建設資材の高騰の影響などで完成時期を2030年度末に2年ほど遅らせたほか“規模の縮小”も検討していました。

しかし、JRや札幌市などでつくる再開発組合によりますと「ビルの高さは東京以北最大を目指す」としていて、最低でも高さ200メートルを確保する方針であることがわかりました。

2030年度末の完成を目指すとしています。

(札幌市民)「目指すのだったら2番より1番のほうがいい」

(札幌市民)「高さはどっちでもいいですけど、既存のものを使って違う開発もあるかもしれないとは思う」

JR北海道の綿貫社長は2024年10月16日の会見で、再開発ビルの規模縮小には慎重的な考えを示しました。

(JR北海道 綿貫泰之社長)「規模縮小すると収入が減るというデメリットもあるので慎重に検討しないといけない。進めている計画の見直しは年度内にまとめたい」

再開発ビルの整備を巡っては、工事費の大幅な上昇が見込まれていて、再開発組合は効率的に建設することで費用の圧縮を目指すとしています。