【給与公開？】迫る保育士の2025年問題、保育業界の新政策「見える化」とは

保育士Reachが自社の動画チャンネルで、「【保育士の9割が知らない】2025年政府が実施する”とある政策”を詳しく分かりやすくまとめてみた」と題して、保育士に関する新しい政策について語った。
この政策は、保育業界の経営状況を「見える化」することによって、保育士の給料改善や職場環境の向上を目的としている。
動画内でみらい先生は、「保育士が安心して働けたり、保護者の方が安心して利用できる環境を作ることが目的です」と説明した。

まず、この「見える化」とは何かについて、みらい先生は「保育所や認定子ども園、幼児教育施設の経営状況や運営に関する情報を透明にする取り組み」と解説した。
この取り組みでは、各施設の収益や費用、人件費の割合、職員の給与状況などを報告し公開することが求められる。
その背景には、「保育士の給与が他の業種と比べて低い」という長年の問題があり、給与改善や人手不足の解消を目指している。

みらい先生はさらに、「給与や配置などに改善を促し、最終的に質の高い保育を提供する体制を整えることを目指しています」と語った。
この政策によって、保育士の処遇改善に繋がる可能性があると期待される一方で、情報の誤解が経営に悪影響を及ぼすリスクや、報告業務の負担増といったデメリットにも言及した。

動画の最後にみらい先生は、「見える化は職場環境の改善に向けた第一歩となります。見える化が始まってどう変化していくのか、一緒に見ていきましょう」と呼びかけた。
また、関連情報を動画説明欄で紹介しているので、関心のある保育士や保護者にとって貴重な情報源となるだろう。