大阪のホテルの17歳少女遺体、初対面の30歳男を殺人容疑で逮捕
大阪市中央区道頓堀2丁目のホテルの一室で少女(17)の遺体が見つかった事件で、大阪府警は9日、住居不定無職の福井竣介容疑者(30)を殺人容疑で逮捕し、発表した。
「両手で首を絞めて殺しました」と容疑を認めているという。
■横浜市内で身柄を確保
捜査1課によると、福井容疑者は9月28日午後5時20分〜午後6時40分ごろ、中央区道頓堀2丁目のホテルで、少女の首を圧迫し、殺害した疑いがある。
福井容疑者は少女とこの日が初対面で、SNSでやりとりをしていたことが少女の携帯電話の解析で確認された。事件後は「窓から逃げた」と話しているという。
福井容疑者が横浜市内に滞在しているとの情報が府警に寄せられ、9日、同市内の漫画喫茶から出てきたところを捜査員が発見し、逮捕した。
府警によると、少女は9月28日午後5時20分ごろ、男とホテルに入り、2階の部屋に入室。同日午後11時ごろ、部屋を訪れた従業員が、ベッドの上で倒れている少女を発見した。
司法解剖の結果、少女の死因は首を圧迫されたことによる窒息死だった。府警は少女とホテルに一緒に入室した男が事件に関与したとみて、殺人容疑で行方を追っていた。(田添聖史、宮坂知樹)