第3戦、初回にドジャース・ベッツの飛球を身を乗り出して捕ろうとするパドレス・プロファー。第2戦ではキャッチしたがこの日はグラブに当てながら捕れなかった(8日)=AP

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 米大リーグ、ナ・リーグの地区シリーズ(5回戦制、3戦先勝方式)は8日(日本時間9日)、ドジャースとパドレスが1勝1敗で迎えた第3戦がパドレスの本拠地、サンディエゴのペトコ・パークで始まった。

 ドジャースは初回、先頭の大谷翔平が空振り三振に倒れた後、2番のベッツが左越えに先制ソロ本塁打を放った。

 大谷の三振の後、レフトポール際に飛んだベッツの打球をパドレスの左翼手プロファーが追っていくシーンは、6日の第2戦(ドジャーススタジアム)の初回と全く同じで、まるでリプレイを見るようだった。2日前は、プロファーが客席に体を差し入れてスーパーキャッチを見せ、「幻のホームラン」となったが、今度は打球が、同じようにフェンス越しに腕を伸ばしたプロファーのグラブに当たってスタンドインとなった。

 打ったベッツは、また捕られたと思ったのか、ダイヤモンドを回る途中でベンチに帰りかけるシーンも。今季のパドレス戦、敵地ペトコパークでは1勝4敗と相性の悪いドジャースが先制したが、直後の二回に6失点、しかし、三回に大谷の中前打などでチャンスを作ってヘルナンデスの満塁本塁打が飛び出し、試合は序盤から激しい点の取り合いとなった。(デジタル編集部)