レバノン南部の村に対するイスラエル軍の空爆により立ち上る煙/AFP/Getty Images

(CNN)イスラエル軍は8日までに、レバノンの首都ベイルート周辺で、イスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官を殺害したと発表した。また、レバノンでの地上作戦を同国南西部にも拡大したことを明らかにした。

軍の発表によると、殺害されたのはヒズボラの本部を率いていた人物。ヒズボラ側はまだ死亡を確認していない。

軍によれば、この本部はヒズボラの後方支援や各部隊の予算、管理を監督している。殺害された司令官は、イランからの武器輸送や先端兵器の各部隊への分配を統括し、ヒズボラの最高軍事組織、ジハード評議会にも加わっていた。

また、イスラエル軍は8日、これまでレバノン南部との国境東部を焦点としてきた地上作戦を、西側にも拡大したと発表。対ヒズボラ作戦に予備役の師団を初めて投入し、レバノン南西部でヒズボラの標的やインフラを攻撃したと述べた。