「殺すつもりで刺した」長野“アニソン”イベントで32歳男性切りつけられ重傷 38歳アルバイト従業員を現行犯逮捕
22日午後1時過ぎ、長野・佐久市で開催されていたアニメソングの野外イベント会場で、32歳の男性が刃物で切りつけられる事件が発生した。
搬送された男性は会話はできたものの、上半身の数か所から出血していて、重傷とみられている。
容疑者「殺すつもりで刺した」
イベント参加者：
スタッフさんが、参加者の生存確認みたいな話をされてて急いで走っていかれたんで。
刺股とかシールドを持った警察が5〜6人ぐらい走ってって、早急に取り押さえを行ってました。
警察は殺人未遂の疑いで、アルバイト従業員・吉田司(よしだ・つかさ)容疑者(38)を現行犯逮捕した。
調べに対し、吉田容疑者は「殺すつもりで刺した」という趣旨の供述をしているという。
現場は、長野・佐久市にある駒場公園。
当時、アニソンの野外イベント「ナガノアニエラフェスタ」が開催されており、2日目の22日は21組のアーティストの出演が予定され、約4000人が来場していた。
主催者側は、「Mr.サンデー」の取材に「観客同士のトラブルだと聞いています」とコメントしている。
動線の確保がうまくいかずトラブルか
いったい何があったのか？
Mr.サンデーは、緊迫の瞬間に立ち会ったイベントの参加者に話を聞くことができた。
イベント参加者：
昼食を食べてたんですね。そしたらしばらくしたら、「キャー」っていう悲鳴と、「何やってんだ」って怒号が聞こえた瞬間ですね。刺股を持った警察官数名が突入する瞬間を見て、これはちょっとただごとじゃないなと。
被害者の方が腹の部分に、ナイフが刺さったっていう感じなので、ちょっと出血があったと思います。
男性によると、現場となったのは、入場ゲートから2つのステージへ向かう動線上にある物販ブース。
Tシャツや地元の特産品などが売られていて、男性によれば、当時90人ほどが行列をつくっていたという。
イベント参加者：
ちょっと並ぶときにやっぱり動線を確保するのが難しい。その通路のところに、ステージの方に行きたい人とぶつかっちゃうんで。動線の確保がうまくいってなかった感じがあります。
行列をめぐり、何らかのトラブルに発展したのだろうか…。
吉田容疑者は、刃物で男性を切りつけた直後、周囲の人に取り押さえられたという。
一方、凶器となった刃物については、イベントのウェブサイトを見ると、危険物などの持ち込みは禁止されているが…
ーー金属探知機は？
イベントの参加者：
ないです。
イベントの参加者：
手荷物検査はありますね。ちゃんとバッグとか、持ってる荷物を全部開いて、中をスタッフの方が確認して、それから入場って流れなんですけど…。
