吉村洋文大阪府知事

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 大阪府知事で、日本維新の会の吉村洋文共同代表(49)が19日、府庁での定例会見で、自民党の総裁選について「新しい自民党に変わると言うんだけど、結局、自民党内部の勢力争いで日本のトップを決めるやり方が古すぎる。勢力争いだとか、派閥は解消されても人的グループだとか、そういったところで日本のトップが決まるやり方で、本当にいいのかな。このやり方を変えていくべき」と苦言を呈した。

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 その上で「自民党が本気で変わる、新しくなると口だけじゃなく言うんだったら、首相公選制を公約にするくらいの人が自民党総裁になってもらいたい」と期待を込めた。

 吉村氏は諸外国に比べ、日本の首相が大きな決断やスピード感を持った意思決定ができていないと指摘。「もとをただしていくと、自民党の総裁が日本の総理となり、自民党の国会議員の中の勢力争いで決まる。自民党内部の国会銀の顔色を窺った判断しかできてこなかったんじゃないか。大きな決断がなかなかできない。仕組みの問題だと思います」と持論を展開した。

 「これで本当に米国の大統領であったり、中国であったり、速く強い意思決定をする国と対等にぶつかって行けるのか」と懸念を示す。「これからも決まらない、判断できない、国会議員に配慮した政治がこれからも続くのはまっぴらごめん」と強い口調で訴えた。

 吉村氏は「今回は、11人(自民総裁選に)意欲を示していると聞いている。国民がトップを選ぶんだ、首相を選ぶんだというくらい、首相公選制を掲げる人に総裁になってもらいたい」と、重ねて主張した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)