H1 XLR

ズーム(ZOOM)は、外部入力に特化した、32bitフロート対応2チャンネル入力のハンディレコーダー「H1 XLR」を8月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は17,900円。

XLR、TRSフォーン、ステレオミニの3種類の入力端子を搭載。外部マイクまたはライン機器を接続して、ゲイン調整不要で録音が行なえるハンディレコーダー。2チャンネル入力/2トラック(モノラル×2またはステレオ)録音が可能。

電子ピアノやキーボードの演奏をラインで録音したり、ライブパフォーマンスのアーカイブとしてDJミキサーやPAミキサーの2ミックスを録音したり、2本の外部マイクでアコースティックギターの弾き語りやポッドキャストを収録したりと、接続する機器やマイクの種類を選ばず、RECボタンを押すだけのシンプルな操作で本格的なレコーディングを実現するとしている。

2イン/2アウト、32bitフロート対応のUSBオーディオインターフェース機能も搭載し、Windows/Mac/iOS/Androidデバイスでのレコーディングやライブ配信にも活用できる。入力音のバランスを調節するミキサー機能を装備。PC、スマホで再生されたBGM等の音源と入力音をミックスして配信できるループバック機能も備えている。

-122dBuの超低ノイズフロアを実現した高品位マイクプリアンプや、大きい音から小さな音までゲイン調整不要で録音できるデュアルADコンバータ回路を搭載。録音後に編集しても劣化しない32bitフロートで録音し、WAV形式で記録する。本体でノーマライズ処理および、24bit、16bit WAVへの書き出しに対応する。

48Vファンタム電源が供給可能で、コンデンサマイクにも対応。プロ機器のラインレベル「+4dBu」をサポートする。風雑音やボーカルのポップノイズを軽減するローカット機能も備えている。

RECキーを押す2秒前にさかのぼって録音できるプリ録音や、3秒/5秒/10秒後に録音するセルフタイマー録音、1~60分後に録音を開始する、録音開始タイマー、動画と音声の位置合わせに便利な、録音開始トーンなどの機能も搭載する。

録音結果をその場でプレビュー再生できる最大250mW出力のスピーカーを内蔵する。録音ファイルの倍速再生/スロー再生/A-Bリピート再生にも対応する。

本体には、録音中の音声をリアルタイムに波形表示する有機ELスクリーンを装備。専用ボリュームを備える。記録メディアはmicroSDで、最大1TBまで対応。

電源は単3電池2本、もしくは別売のACアダプタやUSBモバイルバッテリーで駆動できる。単3アルカリ電池2本の場合、約12時間駆動する。

外形寸法は62.1×107×39.3mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約164g(電池含む)。