道路の幅を考慮し、狭い道への案内を避けるよう促すことができるGoogleマップのAIモデルをGoogleが作成しました。このモデルはインドの道路に特化したもので、四輪車のドライバーの補助となることが期待されています。

Six ways we’re enabling more efficient and sustainable journeys on Google Maps in India, powered by AI and local partners

https://blog.google/intl/en-in/products/explore-communicate/six-ways-were-enabling-more-efficient-and-sustainable-journeys-on-google-maps-in-india-powered-by-ai-and-local-partners/

Googleによると、新しいモデルは衛星画像やストリートビュー、道路の種類、建物間の距離、舗装された区間といった複数の情報を組み合わせて道路幅を推定するものだそうです。この道路幅の推定値を用いてナビのルート設定アルゴリズムが微調整され、移動時間や距離に大きな影響を与えることなく、四輪車が可能な限り狭い道路を避けられるようになります。

狭い道が近づくと、マップ上には「Narrow Road(狭路)」という警告が表示されます。



Googleは「インドには多様な道路があり、今回の取り組みには複雑な課題が積み上がっています。しかし、私たちは実際に目にしたことやユーザーからのフィードバックに基づき、継続的に学習し、この機能を改善していくことを約束します。私たちはハイデラバード、ベンガルール、チェンナイ、コインバトール、インドール、ボパール、ブバネスワル、グワハティでAndroid限定で機能を提供します。近いうちにiOSとさらに多くの都市にこのサービスを提供できることを楽しみにしています」と述べました。

さらに、Googleはインド全土に広がる高架道路の表示も改善しました。Googleによると、インドの多くの都市で高架道路が普及していて、慣れない街のルートでは高架道路を通ればいいのかどうかを判断しにくかったそうです。そこで、Googleは推奨ルートに沿った高架道路に誘導するための新機能を導入しました。この機能により、高架道路に近づいたときにGoogleマップ上で「Take flyover(高架道路に進入してください)」と表示されるようになります。



このほか、Googleは二輪車専用のEV充電ステーションを初めてGoogleマップに表示するようにしました。インドが最初の国となり、将来的に対象地域が拡大される予定です。

Googleは「これらの新機能は、ユーザーや企業、開発者、そして社会全体にとってデジタル地図をより役立つものにするという我々のコミットメントを改めて示すものです。私たちは、インドにおける革新の旅を続けることを楽しみにしています」と述べました。

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