レバレジーズが運営するcareer ticket(キャリアチケット)は、「2026年卒の就職活動に関する意識調査」の後編を6月10日に発表した。同調査は2024年4月26日〜5月1日の期間、「キャリアチケット」に登録している2026年卒業予定の大学生351人を対象にインターネットを用いて行われた。

2024年4月末時点、26卒の約3人に1人が既にイベントやインターンで企業と接触

現在の就活状況について聞いたところ、2024年4月末時点で約3割の学生が「イベントやインターンで企業と接触している」(29.9%)と回答した。大学3年生のサマーインターン開始は一般的には6月からだが、早々にイベントや長期インターンで学生と接触している企業が一定数存在しているという。

また、現時点で志望業界は決まっているか聞いたところ、「決まっている」(48.2%)、「決まっていない」(51.8%)と回答がほぼ半数に分かれる結果となった。興味のある業界については、「メーカー」(42.5%)が最も多く、次いで「商社」(31.3%)、「IT・通信・インターネット」(27.1%)と続いた。

就活終了のタイミング、「自分に合う企業から内定をもらうまで」よりも「なるべく早く」が約30%上回る、スピード重視

いつまでに就職活動を終了したいか聞いたところ、約半数が「なるべく早く」(48.4%)と回答。近年、就活は早期化・長期化の傾向にあるといわれているが、学生自身はなるべく早く就活を終えたいと考えていることが明らかになった。

「就活の早期化」に対する学生の見解、ポジティブとネガティブで二極化の傾向

就活の早期化に対する意見を尋ねたところ、「ポジティブ(どちらかというとを含む)」(51.0%)と「ネガティブ(どちらかというとを含む)」(49.0%)に意見が分かれる結果となった。

就活の早期化に対してポジティブな理由は、「早い段階で内定を獲得して、残りの学生生活を充実させたいから」(59.8%)が最も多く挙がった。

一方、就活の早期化に対してネガティブな理由では、「学業や部活動、アルバイトとの両立が大変だから」(62.2%)が最も多く、次いで「急(せ)かされている感じがするから」(56.4%)が挙がった。