生田絵梨花、地上波連ドラ初主演 理不尽な教育現場で奮闘する高校教師役
生田絵梨花が、ABCテレビで夏に放送を開始するドラマ「素晴らしき哉、先生!」(毎週日曜よる10時〜)で地上波連続ドラマ初主演を務めることが決定した。理不尽な教育現場に疲弊し、2年目にして退職を考えている高校教師の奮闘を描いた作品で、「花より男子(だんご)」シリーズなどを手掛けた宅間孝行が脚本・演出を担当する。
生田が演じる主人公・笹岡りおは、夢と希望を胸に教育現場に飛び込んだZ世代の高校教師。しかし、その過酷さは想像を絶し、教師2年目にして退職を考えるストレスフルな毎日を送っている。日々の愚痴をSNSの裏アカウントに吐き出したり、彼氏に悩みを聞いてもらったりと、ストレスを発散しながらどうにかバランスを保っていたが、その我慢もついに限界に到達。辞職を決意したタイミングで、クラス担任に急きょ欠員が発生し、なぜか穴埋めをすることに。初担任で3年生を任されることになったりおの教師生活は、さらなる茨の道に突入していく。
生田は「今回初主演を託していただき、とても嬉しく感じています。先生という役どころにも緊張しますし、初めての大役を務め切れるだろうかと不安も大きいですが、私が演じる新米教師のりおも、過酷な教育現場に挫折寸前という状態から物語が始まるので、りおと手を組んで、走るも立ち止まるも転ぶも一緒にめげずに乗り越えていけたらと思います」とコメント。
過酷な教師の実情を題材にしながら、新米教師と生徒との心温まるエピソードを積み重ね、教師たちへの応援歌となる物語を描くオリジナル脚本。生田は「このドラマは先生の話ですが、生徒たちと過ごす学校の時間だけではなく、家族やパートナーとの私生活の部分も描かれます。一人の人間としての未熟さや愚かさを抱えながらも、先生として奮闘していくりおの姿に、視聴者の皆さんが少しでも前を向けたり、共感してもらえたら嬉しいなと思います。とにかく必死に汗をかきまくる夏になると思いますが、この作品を終えた時、『素晴らしき哉、先生!』と腹の底から言えるように、言っていただけるように、全力で頑張ります!」と意気込む。
脚本・演出の宅間は、制作のきっかけについて「先生のなり手がいない! と言う窮状に、教育現場ではSNS上に“#教師のバトン”をつけて『教師の素晴らしさ』を投稿してくれ! と、現役教師に呼び掛けたところ、『教師がいかに大変か』と言う愚痴祭りで炎上というROCKなエピソードが物語の原点です。そこをきっかけに調べると、現代における教育現場の実情や普段見えていない先生の実像が、何とも演歌チックに浮かび上がってきて、何なら、若いZ世代がその下のα世代の人生の道しるべとなるというFUNKな現実を知るにつけ、先生たちの応援歌を作りたい! という衝動に駆られました」と告白。
そのうえで「物語は、若手のひよっ子ヘナチョコ教師と令和の今に生きる高校生たちを中心に、そこに関わる人たちの人生の悲喜こもごもを描いた王道ポップスな青春群像劇です。俳優陣は、生田絵梨花さんを筆頭に、明日の日本を背負うPUNKでフレッシュな若手たちが盛りだくさん、そして粋でJAZZYな大人俳優たちがこれでもかと集結してくれました。日本の民放ドラマは遅れている、何なら終わってる等と巷ではハードコアに嘆かれて久しいですが、そんな中、私としては久しぶりに民放連ドラの執筆、そして監督を務めます。ドラマ好きな方は勿論、辛口の方、滅多に見ない方にも、納得いくこだわりの作品をお届けするつもりです。日曜の夜に笑顔になれて、ちょっぴりグッとくるSOULな人間ドラマ『素晴らしき哉、先生!』どうぞご期待ください」と呼びかけている。(編集部・入倉功一)