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 ◇ACL決勝第1戦 横浜―アルアイン(2024年5月11日 横浜国際)

決勝第1戦が行われ、クラブ史上初の優勝を狙う横浜はホームでアルアイン(UAE)と対戦。2―1で勝利した。前半12分に先制を許したが、後半にMF植中朝日(22)、MF渡辺皓太(25)の得点で逆転に成功した。敵地での第2戦は25日に行われる。

 クラブ史上初のアジア制覇を狙う横浜がホームで底力を示した。前半12分に自陣右サイドの突破を許すと、FWラヒミのシュートはGKポープ・ウィリアムが弾いたものの、こぼれ球を押し込まれ先制を許した。

 それでも後半27分、FWアンデルソン・ロペスが左へ展開し、FWヤン・マテウスが相手DFかわしてクロスを供給。これに植中が頭で合わせ、アルアインの堅守をこじ開けた。

 さらに40分、ペナルティーエリア右からヤン・マテウスがクロスを上げると、ファーサイドでフリーになっていた宮市がダイレクトボレー。ゴール前に詰めていた渡辺皓がとっさの判断でコースを変えて押し込んだ。一度はオフサイドとされたが、VARチェックの結果、得点が認められた。

 この日はコロナ渦以降では最多となる5万3704人の入場者数を記録。試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、スタジアムは地響きのような歓声に包まれた。

 ▼キューウェル監督 タフな試合ではありましたが、自分たちの強みという部分で、しっかりいい内容でサッカーができていました。彼らの強みはカウンターのところにあるのは予測していた通りだったんですけど、そこの強さは本当にありました。でも、まだ何も決まってませんし、とにかくここで満足することなく、自分たちがやってきたことを信じてやるだけだと思います