連敗を3で止め、ナインを迎える新庄監督(右)=撮影・中島達哉

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 「日本ハム6−3ロッテ」(10日、エスコンフィールド)

 日本ハムが、負ければ3位転落となるロッテとの直接対決を制し、連敗を3で止めた。

 六回に、難攻不落のロッテ・佐々木を攻略した。上川畑の左前打、水野の左翼線二塁打などで2死二、三塁。松本剛が0−2と追い込まれながらフォークをとらえ、右前に落とす同点2点適時打。なお2死満塁で、田宮が2番・手岩下から走者一掃の二塁打で試合をひっくり返した。

 鮮やかな逆転勝利に、新庄監督は「よう追いついてねえ。逆転までできるっていう。今シーズンそれが多いんで。信頼して、どっしりと構えてられるというところはありますね」と成長したチームに目を細めた。

 佐々木については、「(佐々木は)良くなかった?良くなかったって言っても、良いですからね。それに食らいついて、よく追いついて、逆転しましたよ」と笑顔。「(佐々木の球数は)123球?素晴らしいですね。追い込まれて、なかなか打てるもんじゃないんで。見極めるところは見極めようって、というところは決めてましたね」と明かした。

 佐々木攻略についても、「スライダーが一番、狙っていけばとらえられるボールじゃないかなとは思う。ちょっと打席に入ったことないから…わからん(笑)」と笑わせるなど、指揮官は冗舌だった。