サッカーポルトガル1部リーグ、FCポルトの新会長に選出されたアンドレ・ビラス・ボアス氏(中央、2024年4月28日撮影)。(c)MIGUEL RIOPA / AFP

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【AFP=時事】サッカーポルトガル1部リーグ、FCポルト(FC Porto)の新会長に元指揮官のアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)氏(46)が選出された。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)やトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で指揮を執った経験も持つビラス・ボアス氏は、会長選で2万1489票を獲得し、5224票にとどまった現職のホルヘ・ピント・ダ・コスタ(Jorge Pinto da Costa)氏(86)を破った。ダ・コスタ氏は過去15回連続で会長選に勝ち、42年間FCポルトのトップに君臨していた。

 ビラス・ボアス氏はクラブの声明の中で、「なんと歴史的な夜だろう。われわれのクラブは生きていて、きょうその強さを示した」と述べた。

 FCポルト時代に指揮官として最も大きな成功を収めたビラス・ボアス氏。2010-11シーズンには、リーグ戦無敗優勝と国内カップ戦制覇の2冠に加え、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)のタイトルを獲得した。SCブラガ(SC Braga)との同国対決を制したヨーロッパリーグ制覇により、ビラス・ボアス氏は33歳と213日で欧州クラブ大会の最年少優勝監督となった。

 しかし、同胞で元ポルト監督のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏とは異なり、チェルシーやトッテナムでは結果を残せなかった。チェルシーでは1シーズンも持たず、トッテナムでも1年半ほどで解任となっていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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