台湾東部海域で今日午前M5.6の地震  気象署、3日の地震が誘発と説明

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(台北中央社)21日午前10時40分ごろ、東部海域を震源とするマグニチュード(M)5.6の地震が発生した。中央気象署(気象庁)は同日、会見を開き、今回の地震は3日に発生した地震が誘発して起きたと推測されると説明した。

同署の担当者は、21日午前の地震の震源は東部・花蓮県の比較的南側にあった一方で、3日の地震の震源は花蓮県中部の近海にあり、さらに大部分の余震の震源は同県中部以北に位置していると指摘。21日午前の地震は広義的には3日の地震の余震であるものの、断層という視点からは余震とは見なしていないとした。その上で3日の地震が発生した後、誘発したものだとの見方を示した。

同署は、今後1週間は降雨の状況によって山地で地盤が緩む可能性があるとして注意を呼びかけた。

(張雄風/編集:田中宏樹)