10歳でデビューしたピアニストで作曲家、編曲家の奥田弦さん。3月26日の「くにまる食堂(文化放送)」は1台のピアノを3人で弾く3連弾の楽しさについて語ってくれた。 

邦丸「去年10月にピアニストの小原孝さん、国府弘子さんと連弾をやりましたよね」 

奥田「はい、はい」 

邦丸「普通、連弾はピアノの椅子に2人腰かけてやるでしょう。3人の連弾をやったんですよね。小原さんと国府さんと弦くんで」 

奥田「やりましたね~」 

邦丸「これ、そういう企画だったの?」 

奥田「最初は3人で3台のピアノを弾いてたんですよ。でも最後の曲だったので、みんなでワイワイやりたいってことで急遽3人で1台のピアノを弾くことになりました」 

邦丸「3人のピアニストが途中で場所を変えるんだよな。これは何なんですか?」 

奥田「何なのかって言われると自分もわからないですけど、やってると楽しいです」 

邦丸「何て曲をやったんですか?」 

奥田「『ねこのブギウギナイト』っていう小原さんのオリジナル曲です」 

邦丸「アドリブでやったの?」 

小原「そうです」 

邦丸「すげーなー」 

奥田「1番上のパートを担当する人がいるじゃないですか。ソロが終わったら後ろからグルッと回って1番下のパートに行くんですよ。それまでやってた人が1コずつずれて2番目のパートだった人が1番上でソロをとる。それを3回まわすんです」 

邦丸「それをあうんの呼吸でやるわけでしょう?」 

奥田「何かソロが終わりそうだな~っていうのがわかるんですよ(笑)。例えばスピーチでももうちょっとで話が終わりそうなまとめ方してるなっていうのがあるじゃないですか。あれが音楽でもあるんです」 

邦丸「はいはい」 

奥田「それでちょっとずつパートを移動して次自分のソロだなとか、次このパート行くからバッキングだなとかいうのがあるんです」 

邦丸「ほぅ~」