自分の家が「こうだったらよかった」という、ちょっとしたした不満を持つ人はいるかもしれません。築50年を超える団地で夫婦でふたり暮らしをしているインスタグラマーのゆくさん(フォロワー数1.4万人)は、「かつては家のことが好きじゃなく、不満を持っていた」と語りますが、現在では家のことが好に変わり、その楽しそうな暮らしぶりを発信して人気に。そんなゆくさん夫妻が家のことを好きに変換するための工夫について語ります。

こまめに掃除をする

住み始めた最初の頃は、虫対策としてこまめに掃除するようにしました。続けていくうちに、古い家だけど掃除をしていればそれなりにキレイを保てると前向きになれました。

【写真】こだわりのインテリア

今思うと当たり前のことなのですが、住み始めたときは、家に不満をもっていて…なにをしても無駄だと思っていたのです。でも、実際はそんなことはなくて、ちゃんとこまめに掃除して部屋がキレイになるだけで、家のことが愛おしくなりました。

不要なものは手放す

わが家の収納は、押し入れしかありません。引っ越してきた頃は、今よりもものをもっていたので押し入れからものがあふれていたものです。これも当初は、「古い家だから収納がない」と家のせいにしていました。

でも、ものを減らしてからは、狭く感じていたはずの部屋が広くなり、使いにくかった押し入れもグッと使いやすくなりました。ものをもっていると安心感がありますが、意外と暮らしの邪魔になることもあるかも…。古い家だからと諦めずに、ものの見直しをすることも大事だなと思いました。

自分の「好き」を大事にする

ものを減らしてから、自分の好きなものが明確になりました。前まではファッション・メイク・ヘアメイク・ネイルは、すべて同じくらいお金をかけていました。でも、今はメイクとヘアメイクの2つだけこだわるようになりました。ファッションとネイルは、私にとってはほどほどでよいものだと気づいたからです。優先順位がハッキリしたことで暮らしをより楽しめるようになりました。

インテリアにこだわる

以前、住んでいた家の方が築年数が浅く、きれいでしたが、私はこの築50年の家の方が居心地がよいと感じています。そう思えるようになったのは、インテリアにこだわるようになってからです。築年数は関係なく、自分が心地よくなるような家をつくることが大切なんだと感じました。好きなアイテムを選んで、理想の家をつくれたと思います。

私たちなにか特別なことをしているわけではありません。どちらかというと小さなことを積み重ねてるようなイメージです。不要なものを手放して自分の好きなものに囲まれることが、私にとって楽しい暮らしに繋がっています。