LGエレクトロニクス・ジャパンは1月31日、モバイルノートPC「LG gram」の2024年モデルを発表。2月1日から順次販売を開始します。ラインアップは以下のとおりです。

 

シリーズ名 モデル名 予想実売価格(税込) 発売時期 LG gram Pro 17Z90SP-MA78J 32万円前後 3月上旬 LG gram Pro 2in1 16T90SP-MA78J 34万円前後 LG gram(Microsoft Office搭載) 17Z90S-MA78J2 32万5000円前後 2月1日 16Z90S-MA78J2 31万5000円前後 15Z90S-MR54J2 25万円前後 14Z90S-MA78J2 29万5000円前後 LG gram(Windows 11 Pro搭載) 17Z90S-VP55J 26万円前後 3月上旬 15Z90S-VP55J 23万円前後 2月中旬 14Z90S-VP55J 22万円前後 LG gram 2in1 14T90S-MA55J 25万円前後 3月上旬

 

2024年モデルは、17型/16型/15.6型/14型の4サイズ展開です。またすべてのモデル共通でインテル Core Ultraプロセッサーを採用。従来からパフォーマンス、AI処理性能、グラフィックス性能の向上により、生産性が高められるのはもちろん、映像制作や負荷の軽いゲームも楽しめるとしています。

 

なお、2023年モデルはきらびやかなデザインの「LG gram Style」などがラインアップにありましたが、2024年はオブシディアンブラックのカラーモデルのみとなっています。

 

性能と機動力の高さを両立させたProモデル登場

2024年モデルではあらたに「Pro」シリーズとして、17型のLG gram Proと16型のLG gram Pro 2in1が追加されました。LG gram Proは大画面ながら約1.299kgの重さ、約12.9mmの薄さを実現。LG gram Pro 2in1も重さ約1.399kg/薄さ約12.9mmと、ともに薄型軽量なモデルとなっています。

 

 

製品プレゼンの場では一般的なPC市場のプログレード製品について「性能が第一主義とされ、持ち運びやすさは二の次とされてきました。結果的にPro向けノートPCの多くは大きく重くなり、むしろデスクトップPCの代わりとして機能しているように思われます」と解説。一方でLG gramのProシリーズは「場所の制約に縛られず、いついかなるときも最高のパフォーマンスを発揮できる存在」と定義しており、高い性能と機動力を高めたモデルと位置付けています。

 

その定義どおり、Proシリーズは薄型軽量に加えてスペック面でも妥協のない仕様となっています。スペックは両モデルともに、インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H、16GBメモリー、1TB SSD。ディスプレイの解像度はWQXGA(2560×1600ドット)、リフレッシュレートは31〜144Hzの可変式を採用しています。

 

さらに、LG gram Pro 2in1はディスプレイが360度回転するため、タブレットライクな使い方も可能です。筆圧を4096段階で感知する「LG Stylus Pen」も付属。イラスト制作などにも使えます。

 

このほか、2024年モデルのLG gramの一部スペックは下記のとおりです。

モデル名 17Z90S-MA78J2 CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H メモリー 16GB ストレージ 1TB SSD ディスプレイ 17型/WQXGA(2560×1600ドット)/リフレッシュレート60Hz サイズ 約幅378.8×奥行き258.8×高さ17.8mm 重さ 約1.35kg

 

全モデルに連携性を高める独自アプリも搭載

2024年モデルはほかのデバイスとの連携性も強化しています。独自開発アプリ「LG gram Link」を搭載し、iOSやAndroidなどほかのOSと、ファイルや画面の共有が可能。ファイル共有はBluetooth接続のため、ネットワークに接続されていなくても利用できます。また、画面の共有はたとえば、LG gramと接続したタブレットに画面を複製したり拡張したりできるほか、スマホの画面をLG gramにミラーリングといったことも可能です。

 

【LG gram Linkの機能をフォトギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)