©︎Getty Images

 SCフライブルクでは土曜午後に対戦したばかりのTSGホッフェンハイムから、アッティラ・シャライを獲得した。昨夏にフェネルバフチェから期待されながら加入するも、これまでわずか4試合先発出場にとどまっている26歳は、フライブルクのハルテンバッハSDによれば「まだホッフェンハイムのユニフォームを着たままで、我々のオフィスに来て契約書にサインした」という。「そしてその5分後には、素材撮影のためにうちのユニフォームを着ていたんだ。このような要望に応えてくれたホッフェンハイムに感謝したい」

 特にフライブルクではフィリップ・リーンハルトの負傷離脱が続いている状況であり、さらにケネス・シュミットも負傷。加えて今回の直接対決にてマヌエル・グルデも2枚の警告で退場処分となっており、現在センターバックは深刻な戦力不足に陥っている。「現状において我々は非常に良い解決策を見出したと思う。国際経験をもった選手で、その屈強さや対人戦の強さをぜひ発揮してもらいたい。そして共に目標達成のため戦っていきたいと思うよ」と同SD。「ただ本人には、あまり気張らないように伝えているうよ。今季が最終的にいいものになるかは、何もこれから数週間で決まるものではないだろうからね」

 逆にホッフェンハイムにとってはケヴィン・フォクト(ウニオン)に続く今冬2人目のCBの移籍で、今回の契約には買取オプションは付随しない。ローゼン競技部門取締役は「ここは正直にならないといけない。これまでは決して両者にとって思惑通りにはこれていなかった」と述べつつ、「彼自身のユーロという目標と再起をはたすという意味で、ひとまずは彼に別れを告げることになるがきっと、ブンデスでも一流のセンターバックになれるはず。人間性もよく苦境にあってもチームによりそえる選手なんだ」と賛辞を贈った。