岡田将生はももクロに会うと元気を吸われる!?

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ももいろクローバーZのリアルな姿を配信するテレ朝動画のオリジナル番組『ももクロChan』。

#689では“オトナ”なももクロを見せるべく、コメンテーターに挑戦する模様をお届け!

◆ももクロのコメンテーター力は?

2023年も無事に開催された大晦日の恒例イベント『ももいろ歌合戦』。このイベントでおなじみとなっているのが、ももクロの事務所の先輩・岡田将生から届けられる応援コメントだ。

実は、このコメントをもらうために、毎回ももクロが自ら岡田のもとへ訪れているのである。いつもはゲーム対決をした上で岡田からコメントをもらうももクロだが、今回はひと味違う。長い付き合いになった岡田先輩に、大人になったももクロを見せつけて感心させ、コメントをゲットする。

そこで今回は、ニュース番組で鋭いコメントを挟むコメンテーターのように振る舞うももクロをお届けすることに。

気になるニューステーマは「異常気象」だ。寺川俊平アナウンサーの進行で、三重大学大学院の立花義裕教授を招き、地球規模で起きている異常気象について解説。立花教授は『羽鳥慎一モーニングショー』などに出演し、わかりやすい説明に定評がある。

前回は、2023年の猛暑は蛇行する偏西風が原因だと知ったももクロと岡田。意外にも見事なコメントで番組のスムーズな進行に貢献したももクロだったが、今回はいったいどうなる!?

◆百田夏菜子「世界が協力しないと」

今回は、2023年、なかなか秋が訪れなかった理由から解説が始まる。例年にないほど夏に温められた海水の温度が、本来は秋である時期にも下がらなかったからだという。百田夏菜子が「毎年“異常”って言われてる気がするんですけど…」とコメントすると、立花教授は異常気象がもはや“ニューノーマル”となっている現状を説いていく。

さらに百田が台風について聞くと、立花教授は「いいところ突きますね」と感心する。先生も舌を巻くほど、ももクロのコメンテーターっぷりは見事だ。

ちなみに昨年台風が少なかったのも、この夏の暑さに原因があったと考えられる。上空の寒い空気と温かい海水という温度差によって風が吹いて生まれるのが台風なのだが、2023年は上空の気温も例年より高かったのだ。百田のナイスな疑問によって、番組は深みを増す。

さらに、普段は寒い北海道や東北といった地方が暑かった原因を立花教授は説明する。それは南の熱帯から温かい海流を運んでいた黒潮が蛇行しているからだそう。「黒潮大蛇行」という現象自体は以前から見られたそうだが、2023年はそれを上回り「黒潮スーパー大蛇行」とまで言われた。

偏西風と黒潮の蛇行が日本を暑くし、秋を短くしているということがわかったが、この状況をもとに戻すためには、やはり「CO2削減」が必要だと玉井詩織が言うと、百田も「世界で協力しないとですよね。みんなが始めないと」と真剣に語るのだった。

◆ももクロに元気を全部吸われた岡田将生

あまりにもスムーズに進行した今回のコメンテーターチャレンジ。最後はフリップで、ひと言で締めることに。玉井と佐々木彩夏は偶然にも「知ることの大切さ」という言葉で一致する。一方、高城れには「敵守」という見慣れない文字を書いている。

高城が「勝手に作った言葉。その場に適したこと…」と説明し出すと、佐々木が「『てき』の字が違うよ!」とすかさずツッコむ。的確な訂正も、コメンテーターには必須の能力だ。

最後の最後でうっかりミスをした高城だが、「敵守」改め「適守」の意味を「自分たちの生活もそうだけど、動物だったり植物だったりすべてに影響が出ちゃうから。できるところから守っていく」と語ると、立花教授も「使えますね」とお墨つきを与えるのだった。

そして百田は「共に生きていく」と書いた。メンバーの意見に同調すると同時に「やっぱり逆らっていてもダメだと思うので。その上で自分たちがどういう生活をしていくか(中略)。理解して、知って、共に生きていくことが大事」と、秀逸なコメントを残した。

そして「未来」と記した岡田は、その心を「今の生活のすべてにつながっているので、一人ひとりが先のことを考えて、身近にいる人に伝えていく大切さもあるのかな」と、自分自身がメッセージを伝えることの大切さも訴える。こうしていつもとはまったく趣の異なる「教養バラエティ」として今回の『ももクロChan』は幕を閉じた…かと思いきや、大声で百田が「カットカット!」と叫ぶ。

そう、今回はももクロのオトナなコメンテーターっぷりを見せつけて、岡田将生先輩から応援コメントをもらうという趣旨だった。立花教授はもちろん、岡田自身も「いやぁ、うん、ちょっとね…ちょっと見直した。こんな顔があるんだって」と、ももクロを褒める。ということで、『ももいろ歌合戦』で流れた応援コメントが『ももクロChan』でも流れることに。

無事、コメント撮りを終えた岡田はここで、「俺、これ(コメント)さえすぐ言えば、今日5分で帰れるんだよ! そうだ、俺やっと気づいたわ!」と嘆く。「あなたたちに会うと、元気全部吸われる!」と言い、スタジオを去っていく岡田。

これには玉井も「逆に? 珍しい。みんな(私たちから)元気をもらってくのに」と笑うのだった。ももクロが、日本中に笑顔と元気を届けられるのも、年末に岡田から元気を吸い取っているからなのかも?