今永昇太の市場価値が上昇中!「なぜ価値が高いのか」を米メディアが解説 「獲るべき球団」の1位に選出されたチームは?

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貴重な左腕である今永への注目度が高まっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 現地12月11日(日本時間12日)、米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』はDeNAからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している今永昇太に関する特集を組み、「ショウタ・イマナガのMLB移籍先トップ10」を発表した。

 今永について「左腕のイマナガは1億ドルもの契約を要求できるほど強力なマーケットを持っている」と紹介し、「イマナガはなぜここまで価値が高いのか、そしてMLBでどのようなポジションにいるのか、これらの疑問はすべて深堀りするに値する」として、今オフのFA市場で左腕が高評価されている理由を解説した。

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 同メディアは「果たして30歳のイマナガに、そこまで騒ぐ価値があるのだろうか?日本での彼の実績を見る限り、答えは『イエス』のようだ」と記載。その理由についてはNPBで高い奪三振率を誇っている点を挙げて説明した。また、今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では計6イニングを投げ、7三振、0四死球の成績を残し、Stuff+(球質の良さを表す指標)は大会トップを記録したことも紹介していた。

 その上で、同メディアは「イマナガにとって最も理にかなった球団」をランキングし、トップ10を発表した。

 3位には大谷翔平を獲得したドジャースが選出。同メディアは「ドジャースのオフシーズンに完璧なシナリオがあるとすれば、それはオオタニとヤマモトの両方と契約することだ」としながらも、「オオタニが7億ドルの契約金で入団したため、ヤマモトにさらに3億ドルほどを費やすのは、ドジャースにとっても少し高いかもしれない」との見解も。そこで今永に注目し、「左腕は選択肢の1つだろう。2023年に衝撃的なほど先発投手が少なかったドジャースのローテーションに、少なくとも安定をもたらすだろう」と言及した。

 2位には千賀滉大が所属するメッツが選出。メッツも山本由伸の獲得に乗り出す可能性が高いが、「もしヤマモトと契約できなければ、メッツはイマナガに2番手としての枠を提供できる唯一の球団になるかもしれない」と、2位に選出した理由を説明した。

 そして1位に選出されたのはヤンキース。「数日前まで、ヤンキースは必ずしも先発投手を必要としていなかったが、パドレスからソトを獲得し、トレードで先発投手を放出したことで状況は変わった。(エースの)コール以降のローテーションが少し不安定に見えるのは否めない」とし、ヤンキースの先発補強の必要性を綴った。また、メッツと同様に「ヤマモトはヤンキースが2番手として置きたい選手だ。しかし、万が一彼を逃すようなことがあれば、イマナガの獲得を望むだろう」と指摘した。

 現時点で1番人気の山本の動向次第では、今永の争奪戦が起こる可能性も十分に考えられる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]