半導体関連企業の集積で懸念される「排水問題」 “新たな排水処理施設”を県主導で整備へ 費用は約280億円 熊本
半導体関連企業が熊本に集まることで懸念されている、工場排水の問題。
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熊本県は、この問題を解決するため新たな排水処理施設を県主導で整備することを明らかにしました。
蒲島知事「県が事業主体となって、特定公共下水道事業を実施することを決断しました」
県は新たな排水処理施設の整備に向けて、セミコンテクノパークがある合志市・菊陽町と20日(月)に協定を結ぶ予定です。
セミコンテクノパーク周辺では、TSMCの新工場をはじめ半導体関連企業の集積が進んでいることから、今後、工場排水の増加が見込まれ、現在の施設だけでは処理できなくなることが懸念されています。
このため県は、新しい処理施設が必要と考え、その整備費を現時点で約280億円と見積もっています。