今年の札幌記念出走時のジャックドール(撮影:高橋正和)

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 天皇賞(秋)で11着だったジャックドール(牡5、栗東・藤岡健一厩舎)は放牧へ。年内は休養し、来年に備えることが分かった。管理する藤岡師は「目標は大阪杯の連覇だけど、どこを使うかは馬の様子を見ながら決めたい」とコメントした。

 ジャックドールは父モーリス、母ラヴァリーノ、母の父Unbridled's Songという血統。

 2020年12月に中山競馬場の2歳新馬でデビュー。3戦目で勝ち上がると、その年の9月から3連勝でOP入り。昇級初戦の白富士Sも制して4連勝で金鯱賞に駒を進めると、2頭のGI馬を抑え逃げ切り勝ち。破竹の5連勝で重賞タイトルを獲得した。その後は国内外のG1へ挑戦。今年の大阪杯でGI初制覇を飾った。前走の天皇賞(秋)では前半の1000mを57秒7のハイペースで逃げ、レースを盛り上げた。通算成績は17戦8勝。