文化放送メールマガジン（毎週金曜日配信）にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。
アナウンス部長・水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴っていく。

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―10月27日（金）配信分―

熊本市の小学校で
【トイレの床にこぼれていた尿を、児童に素手で拭き取らせた教師】
が問題になりました。素手なんてそりゃひどいと思ったのですが、最後まで読んだら
【素手で雑巾使って掃除させた】
とのこと。
え？　素手って？　雑巾使ってるのに？　
なんで？　何がダメなの？　と理解できずにいたら、
【素手ではなくてビニールの手袋をさせるべきだ】
という見解なんだそうです。
「児童に精神的苦痛を与えた」
と認定されたとのことですが、なーんか釈然としません。
誰だって他人が汚したトイレを掃除するのはいい気分ではない。
でも手袋しないだけで精神的苦痛と言ったらこれから世の中の荒波に揉まれたとき、すぐ心折れちゃうよ。

アーチェリーを習っている知人から聞いた話。
その教室には小さい子供たちも通ってくるのですが、毎回練習が終わると付添いで来ている親たちが片付けや掃除をしに集まってくるそうで。
「そんなの、最後まて子供たちにやらせなさいよ！　そこまでがきょういくてしょ！」
と思わず叫んでしまいました。

トイレ素手掃除の件も帰宅後に児童が「気持ち悪かった」と訴え、家庭から学校に連絡がいったそうですが、私なら
「トイレ掃除はそんなもんだ。掃除したあとに手を洗えばいいだけ」
と子供に言ってしまいそう……。