デンマークの機体が第一陣。

デンマーク首相の予想では「3月か4月」

 アメリカのロイド・オースティン国防長官は2023年10月12日、ベルギーのブリュッセルで行われたウクライナ防衛支援グループの会議後、記者会見を行い、早ければ2024年の春にもF-16戦闘機がウクライナに届く予定である答えました。


新たに供与が決定したベルギー空軍のF-16(画像:ベルギー空軍)。

 これまで、同機の供与の時期については、2024年以降になるという報道がありましたが、具体的な時期については不明でした。最初に供与される正確な機数については不明ですが、デンマーク空軍が保有していたF-16が数機送られるとみられています。

 なお、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は供与の時期に関してさらに具体的に「来年の3月か4月になる予定だ」と自国メディアの質問に答えています。

 また、今回の防衛支援グループの会議では、デンマーク、オランダ、ノルウェーに続き、新たにベルギー政府もF-16をウクライナに供与することを発表しました。これはベルギーのアレクサンダー・ドゥ=クロー首相と、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の共同会見で明らかになったことで、ドゥ=クロー首相は「2025年からウクライナにF-16を供与できる状態になる」と発言しました。