2024年春ごろに空港前まで高架道路となります。

2024年春ごろ完成予定


松山外環状道路の側道部分(画像:国土交通省)。

 国土交通省 松山河川国道事務所は2023年10月2日(月)、松山市内で進められている「松山外環状道路」について、2024年春ごろに開通を控える余戸南IC〜東垣生IC間(延長2.4km)の建設現場を公開しました。

 松山外環状道路は、松山市街へ流入する交通を郊外へバイパスさせるとともに、市街中心部から大きく離れた松山空港〜松山自動車道・松山ICのアクセスも担います。

 現在、松山ICから国道56号までは高架道路が開通済み。その先、空港までは側道が先に開通し、交通量も増えてきています。しかし側道は平面道路なので、交差点で信号待ちの渋滞が発生。特に国道56号と交差する「余戸南交差点」は特に長い渋滞となります。

 いま進んでいる工事は、この高架道路を国道56号からさらに空港方面へのばすものです。国道56号をまたいでいくため、信号待ちも解消されます。

 現場では、2車線道路の高架橋が、すでにほぼ完成形。舗装も1層目の敷設が終わっている状況で、中には舗装が完了して区画線が引かれている部分もあります。あとは照明設備や標識設置、車線分離施設などを残すのみの状況です。

 松山河川国道事務所は「1日も早い完成を目指して取り組んでいきたいです」と話しています。

 なお、将来的には、松山ICの東側、国道11号へも接続予定。完成すれば、中心部に近い「松山環状線」の代わりとなる環状軸が誕生し、混雑緩和が一層図られます。