10月9日放送の「L is B presents　現場DX研究所」は、MODE, Inc. CEO / Co-Founderの上田学氏が出演。生成AIを使ったIoTの取り組みについて、詳しくお話しいただいた。

松井佐祐里アナ「まずは企業プロフィールをご紹介させて頂きます。MODE, Inc.は、日本のDXを加速させるIoTソリューションを提供している、シリコンバレー発のスタートアップです。あらゆるセンサーデータなどに対応する、ゲートウェイ内のソフトウェアとクラウド上に独自開発をした、超高速な時系列データベース技術をベースとして、現実社会のデータの収集を圧倒的簡単に提供するソリューションを提供しています。」

L is B代表・横井太輔氏「シリコンバレー発スタートアップということなんですけど、やっぱりIT業界の聖地ですので、そこで起業されるっていうのは要は国内予選を勝ち抜いていきなりメジャーに出てるみたいなところがありますので、すごいなっていう印象です」

松井「改めまして、事業内容について詳しく教えて下さい」

MODE, Inc. CEO / Co-Founder・上田学氏「私達は地球上で行われている様々なビジネスの活動ってあると思うのですが、そのお仕事をデータを通じて見えるようにする、把握をする、業務を良くする、無駄をなくす。そういったことができるというのを、元々テクノロジーの会社っていうのはデータを見ながらプロダクトを作っていってたんで、それを地球上で行われてる現場の仕事にも適用しようと、そういうふうに考えてやっているスタートアップでございます。」

横井「今、一番力を入れている取り組みは何ですか？」

上田「IoTに生成AIを取り込むことです。ChatGPTとかよく聞くと思うんですけど、すごく面白いインターネットの次ぐらいに、大きな波だと思うんですね。この技術をどうやってこの現場のリアルタイムのデータと掛け合わせるか、生成AIって言葉で伝えるんですけど数字のデータは得意じゃないんですよ、これを二つ組み合わせるとすごく面白いことができるというので、そこをいかに早く、世界で一番早く実現するかっていうのを気にかけてます」

横井「生成AIっていうのは、あくまで文章なので、数字や画像はまだ全く対応はできてないですから、そこを一番にやっていくっていうことですね」

上田「私達が扱ってるのはセンサーから出てくる数字ですね。温度とか湿度とか不快指数とか。そういったデータを生成AIが使えるような形にしてあげて、それに対して日本語で、現場の方が“これどうなってんの？”って聞いたら答えてあげるっていうようなものを作ろうとしています」

松井「力を入れてらっしゃる取り組みの一つ、“BizStack”についても教えてください」

上田「“BizStack”というのは、ワンストップでできる現場のデータ活用のパッケージみたいななものなんですけど、基本的には、データが綺麗に整理されていて、集まってきたデータをうまく見ることができる。デスクに座って大きい画面で見ることはできるんですけど、私達のお客様、ヘルメットをかぶるような現場のお客さんはいつも席に座ってるわけではなくて現場に出られてる方も多い。そうなると、携帯で見たいというのがあります。あと、現場の方に複雑なソフトウェアの使い方を習得してもらうっていうより、携帯電話でチャットのアプリケーションみたいなもので日本語で同じ現場で働いてる人に話すような形で、“これどうなってんの”って聞いたら、返ってくるっていうことができたらよさそうじゃないですか。それを実現するために、データをこのチャットでのやり取りに置き換えるために私達は生成AIを使っているっていう感じです」

横井「なるほど～」