この場所にコンセントをつけておいてよかった! 日刊住まいライターが、新居に2年暮らして現在、そう感じている場所を紹介します。家づくりに備えて100件のモデルルームを見学。マイホームを建てた人から話を聞いたり、ネットや書籍でコンセント計画を徹底調査したり。おかげで、納得の住心地になりました。

ダイニングテーブル横のコンセントは便利

わが家でかなり使用頻度が高いのが、ダイニングテーブル横のコンセントになります。

ダイニングで鍋や焼肉をしたいとき、ホットプレートやIHが使えるのはもちろんのこと、いつもの仕事スペースとは気分を変えてダイニングで仕事をするときも、このコンセントが役立ちます。

テーブルの高さに合わせた位置に設置しているので、コードの抜きさしがしやすく、スマホの充電にも便利。

ひと工夫としては、一般的な縦並びではなく、横並びのコンセントプレートを採用したこと。これなら悪目立ちもしないし、テーブルの左右でコンセントをさしたいときに、使いやすいです。

 

見せたくない家電を、収納に入れたまま使うために

意識する人は少ないであろう、収納内のコンセントの取りつけ。「収納にコンセントが必要なの?」と思われるかもしれません。しかし、インテリア的に見せたくない家電を、収納の中で隠して使うには好都合です。

Wifiルーターや充電中の掃除機など、部屋の景観をジャマするものを収納の中に入れて、稼働させたり充電したりできます。

ルーターを収納に置く場合は、ネット回線をつなぐためのメディアコンセントも収納の中につけることをお忘れなく。

パントリー内で家電が使えると、調理が快適

家電好きのわが家。キッチン家電も多くそろえています。

基本的によく使うキッチン家電はカップボードの上に置いていますが、これではまかなえきれません。とはいえ、作業スペースとなる場所には、家電を置きたくない…。

そこで、キッチンの隣にあるパントリーの棚にもコンセントをつけて、残りのキッチン家電を置けるようにしています。これなら、パントリーに置いたまま、家電を稼働できます。調理がはかどる!

便利な電子レンジの2台使いも可能に。ただ使いやすい反面、電子レンジ2台と電気ケトルなどを安易に同時使用すると、ブレーカーが落ちる…というオチも。

 

キッチン手元にコンセントあると安全、安心に

キッチンの手元にもコンセントをつけました。こちらは妻がいちばん気に入っているコンセントです。

調理スペースでミキサーなど調理家電が使いたいとき、以前の家ではキッチンの下のコンセントを使っていました。調理中にコードが伸びていて引っかかりそうで危ないし、調理中に下にコンセントをさすのが衛生的にも気になっていたのです。

手元にコンセントを採用したので、調理スペースと近くコードもまとまり、安全で衛生的な感じがしています。

玄関土間収納に。工具の使用や充電に重宝

玄関の土間収納に、工具など置いている方も多いと思います。たまにしか使わない電動ドライバーなどをいざ使おうと思ったら、バッテリー切れなんてこともよくあるのでは。

土間収納にコンセントがあれば、工具の充電に便利。また、土間で工具を使って作業する際にも重宝します。

わが家は、ポータブル電源も災害時やキャンプにすぐ持ち出せるよう、土間収納に置いています。ポータブル電源自体のバッテリー残量がないと、持っている意味がないので、折を見て玄関で充電する習慣ができました。いざというときに備えておくと、安心感がありますね。

 

あえてベッドの両サイドに。寝る前の充電に便利

ベッドの両サイドに、コンセントをつけたのもよかったです。ヒントになったのは、ホテルでの体験。寝るときにスマホを充電するコンセントがなくて困ったことがあったのです。

寝室に置きたいベッドの大きさを事前に決めて、そのサイズにあわせて両サイドにコンセントをつけました。片方だけだと、夫婦のどちらかが寝る前の充電担当になってしまうもの(わが家だけ?)。両サイドにつけたのは、お互いにとってよかったです。

洗車しやすいように、駐車場の近くの屋外コンセントを

取りつけを忘れがちなのが、戸外のコンセントです。マイホームに住みだすと、家の駐車場で洗車をする機会が増えるもの。洗車の際に高圧洗浄機があれば非常に効率的です。

そんな高圧洗浄機には、もちろん電源が必要。駐車場の近くに屋外コンセントがあると、とても便利です。

もしこれがなかったら、洗車のためのセッティングが大変になるので、きっと洗車の頻度も減っていたことでしょう。すてきな家にはきれいなクルマを置いていたいですよね。

 

リビングは電化製品が集まるので、コンセントを多めに

わが家のコンセント計画は、ほぼうまくいきました。でも、後悔していることもあります。実際に生活していて、リビングのコンセントがたりないと感じています。

やはり生活のメインである場所には生活家電が集まります。もちろんそれを想定して多くコンセントをつけたつもりでしたが、結局、たりずに延長コードを使っています。スマートじゃないですね。

リビングのコンセントは多めに、かつ、配置をバラしたほうがよかったと反省。

以上、わが家のコンセント事情を紹介しました。コンセントはあればあるほど便利ですが、つけすぎるとコストが上がります。ライフスタイルに合わせて、取りつけの取捨選択をしたいものですね。