「ベタベタまとわりつく」のは悪い汗。においが気になるときの対策4つ
朝晩は涼しくなってきたものの、蒸し暑さで汗をかくことも。とくに蒸れた汗はにおいが気になりませんか? 医学博士の福田千晶先生に汗のにおい対策を教えてもらいました。
あなたの汗は「いい汗」?「悪い汗」?
汗のかき方や特徴から上手に汗をかけているのかチェックしてみて。
いい汗の特徴
・サラサラして水のよう
・においがほとんどない
・パッとかいて、すぐに止まる
悪い汗の特徴
・ベタベタとまとわりつく
・においがある
・ダラダラと止まらない
「汗とにおい」どう対処するのが正解?
気になる汗とにおいの疑問を解決します。
●Q.汗のにおいが気になる…
A.時間がたつとにおうので素早くふいて
汗は空気に触れ、時間がたつと雑菌が繁殖してにおいの原因に。「早めにウエットティッシュや濡れタオルでひとふき。においの軽減だけでなく、気化熱で涼しく感じます」
●Q.汗をかいたあとの対処法は?
A.水分をしっかりとって。紫外線対策も忘れずに
汗をかいたらきちんと水分補給。冷たい水を一気に飲むと内臓が冷えるので、ひと口ずつゆっくりと。「また、汗で日やけ止めが落ちているので、塗り直しも忘れずに」
●Q.少し歩いただけで汗が止まりません
A.手を洗うと体温が下がって落ち着くかも
手軽なのは手洗い。「手の細い血管が冷え、クールダウンにひと役買います。冷たいペットボトルを持つのも効果的。また、太い血管がある首の後ろや脇を、冷たいタオルでふいて冷やすのも手です」
上手に汗をかく方法
汗腺を鍛える手浴足浴がおすすめ
普段汗をかく習慣がないと、汗腺が衰えていい汗をかけません。手足をぬるめのお湯につけて汗をかく「手浴足浴」で汗腺を鍛えましょう。冷房で体が冷えた人にもおすすめ。
(1) 40℃くらいのお湯を、洗面器かバケツにはる
(2) 15分を目安に手や足をつけてリラックスする
●Q.一時的に汗を止める方法を知りたい!
A.体の一部分を押さえてみて
「顔の汗を止めたいなら、ブラジャーをきつめに着けて脇を圧迫すればOK。ベルトをきつめにすると下半身の汗を減らせます」
ただし、別の部位の汗が増えることもあるので注意を。