不健康に見えたり、老け顔の印象を加速させる顔や目元のむくみ。深部リンパ協会理事長で薬剤師の夜久ルミ子さん直伝・顔回りの深部リンパ節を刺激するマッサージで、小顔とぱっちり目元を手に入れて。

顔全体をほぐすコツ

顔回りの深部リンパ節は、耳や首回りに集中。ほぐしながら圧をかけることで、顔がすっきり。

●0:鎖骨ほぐしを行う

リンパ液の最終出口である鎖骨をほぐすことからスタート。全身のリンパ液の流れがよくなり、効果アップ。

・1:こぶしをつくり、首の3か所をこぶしで押す

両手を軽く握る。指の第一関節下の平らな部分を、首の中央を避けて密着させ、あごの下→首の真ん中→首のつけ根へ各3秒圧をかける。

・2:鎖骨に指を入れて圧をかける

 

親指と小指以外の3本の指を鎖骨の上側のキワに置き、指を入れ込むようにして5秒圧をかける。これで老廃物が流れやすい状態に。

●1:「アー」と言いながら耳を引っぱる

両耳をつかみ、口を大きくあけ「アー」と言いながら、耳を斜め上・横・斜め下とそれぞれ3秒引っぱる。声を出すことで耳回りの筋肉が同時に動き、リンパの流れがアップ。

●2:両耳の裏側を押す

リンパがたまりやすい耳回りを、(1)耳の上→(2)耳の裏→(3)耳の下と3か所に分け、各3秒ほど人さし指・中指・薬指の3本指で押す。頭を軽く斜め後ろに傾けると圧をかけやすい。

●3:こぶしを首に当て、頭を斜め後ろに傾ける

こぶしをつくり、指の平らな部分を首に密着させる。

(1)生え際から(4)つけ根にかけて4か所に分けてこぶしで圧をかける。首を軽く傾けると圧がかかりやすい。反対側も同様に。

●4:頭を傾けて、首をつかむ

首を伸ばし、顔を右横に向け、首の太い筋(胸鎖乳突筋・きょうさにゅうとつきん)を左側に出す。

左手の親指と人さし指で筋をつかみ、上→真ん中→下と3秒ずつ圧をかける。頭を傾けるとつかみやすい。反対側も同様に。

●5:鎖骨に老廃物を流す

人さし指と中指で耳をはさみ、首の前側から鎖骨へと滑らせ、リンパを流す。

肌の2mm下にある真皮(しんぴ)を動かすイメージで、少し力を入れるのがコツ。

5回行ったら、反対側も同様に。