©︎IMAGO/Michael Weber

 「我々は目に見えないような、あまり積極的にやりたくないような仕事であっても、そこで献身的かつ注意深くプレーしていた」と、バイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督は、7−0と大勝に終わったVfLボーフム戦後に改めてそう振り返った。「最近3試合ではいずれも20本はシュートを許していたのだが、今回は4本のみとするなど開始から集中した取り組みで、空中戦でも走力戦でも制し、セカンドボールを拾うことができていた。そして飾りっ気なく、ただ明快さをもってプレーし、スペースをうまく突いて、対人戦の場面で存在感を発揮していたよ。」と言葉を続けている。

 ただなんといってもこの日の注目といえば、ハットトリックをマークしたケインだろう。最初の得点でレジェンドのゲルト・ミュラー(1965年)、ミロスラフ・クローゼ(2007年)、マリオ・マンジュキッチ(2012年)に並び、最初の5試合で5得点をマークしたイングランド代表主将は、さらに2得点を追加して合計7得点を記録。これはバイエルン・ミュンヘン史上最高得点記録だ。さらに3アシストを加えた、5試合で10スコアリングポイントというのは、ブンデスリーガ新記録。さらにブンデスリーガでハットトリックを達成した4人目のイングランド人選手にもなった。(ケビン・キーガン(1978年12月)、トニー・ウッドコック(1980年5月と1982年4月)、ジャドン・サンチョ(2020年5月))

 一方でジョーカーとしての活躍目覚ましいマティス・テルについては、今回先発起用を期待する声も少なくなかったが、最終的にはシュポ=モティングを起用。その理由について「ボーフムはハイボールを得意とするチームだからだ」と試合開始前に指揮官は説明しており、その期待にわずか開始4分でカメルーン代表FWは応える。そしてテルもまた今回もジョーカーとして、引き続きゴールという形でアピールを展開。ケインのハットトリックも相まって大勝劇に貢献した。ちなみにテルはブンデス5試合、CL1試合で現在、4得点1アシスト。得点に直接絡まなかった試合はわずか1試合のみ。

負傷交代のデ・リフトは軽傷

 加えて今回のボーフム戦では、夏の準備期間では負傷のために防腐に振っていた、マタイス・デ・リフトが今季初先発を飾りヘディングで追加点を決めてみせたものの、しかしながらハーフタイムでそのまま交代を余儀なくsされた。ハイナー会長によれば「大したことはないはず」だという。