足のむくみには、ひざの裏や足首など深部リンパ節が集まる場所への刺激が効果的。深部リンパ協会理事長で薬剤師・夜久ルミ子さん提唱のマッサージで老廃物を流して足のだるさを解消し、スラリとした美脚に!

足のむくみを解消!足首のマッサージ

深部リンパ節が集まる、足首のツボ「解谿(かいけい)」を押すことで、キュッと引き締まった足首に。

●まずは鎖骨ほぐしを行う

リンパ液の最終出口である鎖骨をほぐすことからスタート。全身のリンパ液の流れがよくなり、効果アップ。

1:こぶしをつくり、首の3か所をこぶしで押す

両手を軽く握る。指の第一関節下の平らな部分を、首の中央を避けて密着させ、あごの下→首の真ん中→首のつけ根へ各3秒圧をかける。

2:鎖骨に指を入れて圧をかける

親指と小指以外の3本の指を鎖骨の上側のキワに置き、指を入れ込むようにして5秒圧をかける。これで老廃物が流れやすい状態に。

●1:足首の真ん中を押してつま先を上下させる

床に座り、両手で足首を後ろからつかむ。足首の中央にある、足首を上下させるとへこむ部分(解谿のツボ)を親指で押しながら、つま先を5cmほどパタパタと上下に動かす。反対の足も同様に。

押すのはここ。

●2:足首のつけ根に老廃物を流す

右手は足先、左手はくるぶしに置き、それぞれ解谿に向かってさすり、足首のつけ根にリンパを流す。

リンパがたまりやすいくるぶし回りは多めにさすると二重丸。反対の足も同様に。

忙しくてもできる!ながらむくみとり2選

その日のむくみはその日のうちに。むくみをためないように、家事や仕事をしながら老廃物を流し去りましょう。

●待ち時間に足首のむくみとり

1:壁に手をつき、足を開く

デスクワークなど座りっぱなしの人は、立ったタイミングで足首のむくみケアを。まずは、足を前後に大きく開く。体がグラつかないよう、壁に手をついてバランスをとって。

2:前側の足に体重をかける

足の裏を床につけたまま前側の足のひざを曲げ、後ろの足のアキレス腱を伸ばして5〜10秒キープ。上体は前に倒れないようにまっすぐの状態を意識する。反対の足も同様に。

●座りながらお尻のむくみとり

1:イスに座り、こぶしをお尻の下に置く

イスに座ったまま、お尻むくみをケア。両手のこぶしを、足の左右のつけ根にある出っぱった骨(大転子・だいてんし)の下に置く。

体を左右にゆっくり揺らし、そけい部にある深部リンパ節を刺激する。

手はグーにします。

2:お尻から足のつけ根に向かって老廃物を流す

お尻から足のつけ根に向かって手のひらで数回さすり、深部リンパ節が集まる太もも前のそけい部に老廃物を流す。忙しいときでも、午前中に1回、午後に1回と1日2回行うのが効果的。