若さの決め手はじつは髪。今のヘアスタイルがどこかしっくり来ないなら“変えどき”かもしれません。マイナス5歳ヘアをつくるためにできることを、ヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんに教わりました。

今回のテーマは、髪の毛にまつわる素朴な疑問について。大人世代の若見えヘアをつくる方法に答えていただきます。

【写真】帽子で髪が汗だくになるのを防ぐ簡単テク

大人のためのヘア事情Q&A

若見えの重要なポイントとなる健康な髪のためにできることをQ&A形式で紹介します。

Q:シャンプーは朝と夜、どっちがベター?

A:夜がベター。清潔な頭皮で眠ると元気な髪の毛が生えてきます

頭皮が汚れていると健康な毛が生えづらくなるので、シャンプーは寝る前がおすすめ。また、睡眠中に頭皮から出る皮脂は、頭皮を紫外線や乾燥から守る「天然の日やけ止め」効果も。朝のシャンプーはこれを洗い流してしまうので、なるべく避けて。

Q:美容院に行く前はセットした方がいいの?

A:セットしていくと「普段の自分」を理解してもらいやすくなります

どちらでも大丈夫! セットしていけば、普段の状態を見てもらえるため、ケアやスタイリングなども相談しやすくなります。服装は好な格好でOKですが、オンはスーツ、オフはカジュアルが多いなど違いがある場合は、伝えておくと、考慮してもらえることも。

Q:白髪染め、グレイヘア以外の選択肢はある?

A:白髪は隠さずにハイライトでぼかすのも手!

最近、SNSで話題なのが「脱白髪染め」や「白髪ぼかし」のハッシュタグ。これは白髪を黒く染めるのではなく、全体を明るい髪にすることで、白髪を目立たなくするというデザインカラーの提案です。さまざまなカラーが楽しめるところが人気です。

細かく分け取ったハイライト部分だけをブリーチしたあと、全体をおしゃれ染めに。すると、ブリーチされた白髪は染まり、ブリーチされなかった白髪も全体が明るくなることで目立たなくなります。

Q:自分に合うスタイリング剤って?

A:なりたい雰囲気に合わせて使い分けましょう

ツヤや束感を出したいときや、しっとり落ち着いた印象にしたいときはオイル、ふんわりとした空気感を出したいときはスプレーを。パーマにはムースを使うとカールがつぶれません。

Q:普通のヘアカラーとマニキュア、ヘナの違いは?

A:薬剤が違うため、それぞれにメリット、デメリットあり

ヘアカラーは髪の内部まで色素を入れるのでよく染まる分、ダメージは強め。ヘアマニキュアは、毛髪の表面に色素を付着させるので傷みは少ないものの色落ちは早めです。植物性のヘナは、傷みは少ないものの、一度するとほかのカラー剤が効きにくくなります。

Q:汗だくの髪、どうしたらいい?

A:帽子の内側にミニタオルを入れると快適!

外出時は、帽子の内側にミニタオルやハンカチを入れると、汗の不快感が和らぎます。お風呂上がりは、暑いからと生乾きのまま寝ると、雑菌が繁殖してにおいの元に。クーラーの効いた部屋でドライヤーをかけたり、冷風モードで乾かして。

帽子の中に1枚布を仕込むことで、汗取りパッド的な効果を発揮。帽子をかぶったあとに、ミニタオルが見えていないかだけチェックを。

 

このほかにも『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)では、大人の女性のヘア悩みが解決するテクニックをたっぷり紹介しています。

 

『これからの暮らし by ESSE vol.05』では今回紹介した以外に、50代〜60代の暮らし上手さんが「やめてラクになったこと」、老けない美容とファッション、どっちがおトク?、夏野菜おかずレシピなど、暮らしに役立つ情報が満載。