朝を気持ちよくスタートできれば、1日の流れがスムーズに! 無理なく、自分らしく“朝時間”を活用している達人に、その時間割と、上手に過ごすためのコツを聞きました。今回は、モデルで2児の母・亜希さんにインタビューしました。

わが家の子育てのモットーは“朝を制する者は世を制す”!

朝の情報番組で注目の亜希さん。朝が得意な亜希さんに、朝時間の楽しみ方を教えてもらいました。

●エネルギー満タンの朝は頭も体もフル回転!

モデルとして、そして2児を育てる母として、絶大な人気を誇る亜希さん。毎朝5時台に起き、現在は大学生と高校生となった息子さんたちが幼稚園児の頃から、お弁当をつくることを日課としています。

「昔から、目覚めがいい方なので、寝坊した記憶ってほとんどないんです。人って、日々悩むことだらけだけれど、短時間でも質のいい睡眠をとれば、たいがいのことはいったんリセットできる気がします。だから、電池にたとえるなら、朝起きたときは充電が満タンになっていて、1日のうちでいちばん元気な時間帯なんじゃないかな。

私も朝は、体のエネルギーを100パーセントもっている感覚! 頭もさえているから、家事以外にも原稿チェックをしたりと、惜しみなく色んなことに力を注ぐことができるんです」

●1日がうまくいくかはスタートが肝心

その早起き特性は、2人の子どもたちにも引き継がれているそう。

「2人とも小さい頃から野球をやっていたので、週末も遠征のために4時や5時起きは当たり前。おかげさまで朝には強くなりましたね。私は昔から“朝が強い人は世を制する”という持論をもっているので、子どもたちが『おなかすいた〜』と起きてくると、よっしゃー! とガッツポーズ。朝から食欲があるって調子がいい証拠だと思うから。朝の始まりが順調だとその日1日がうまくいく気がするんです。とくに気持ちが上がらなくてしんどい日こそいつもと同じ時間に起きて、いつもと同じように過ごすことが、回復につながっていくと信じています」

●お弁当づくりは“朝のストレッチ”

亜希さんにとって、そんな毎日のルーティンとなっているのが、植物の水やりとお弁当づくりのふたつ。

「私にとって、お弁当づくりは“朝のストレッチ”に似ています。体のストレッチはなかなか続かないけれど、キッチンに立っているうちに、体が目覚めて調子が整っていくのを実感するんです」

ちなみに、無理なくお弁当づくりを続ける極意はあるのでしょうか?

「毎日完璧を目指すと疲れるし、SNSで人の豪華なお弁当ばかり眺めていると、気持ちがすさんできちゃうときもありますよね(笑)。私も、週1は簡単などんぶりにするとか、デパ地下の焼き鳥を買ってきてのせるだけにするなど、うまく手抜きをしながら、気楽に続けています。それと、夜寝る前にシンクをご飯粒ひとつなくきれいにしておくのも、工夫のひとつ。やる気があるときは排水口の中まで手を突っ込んでヌメリを取り、シンクの水滴をふき上げます。こうすることで、その日1日を気持ちよく始めることができるんです!」

亜希さんの朝の時間割

「朝はのんびりせず、なるべく早く家を出るのが1日を生かすコツ」という亜希さんのある日の時間割を拝見!

●5:00 起床・コップ1杯の水を飲む・植物の水やり

「ちょうど1年前に挿し木したアジサイが、毎朝の水やりでここまで大きく成長! 生命の力強さを実感し、私の方が逆に元気をもらっています」

●5:20 洗濯・お弁当づくり

「前の夜に軽く準備しておいたときは、30分程度でお弁当づくりが完了。冷ましている間に、メールやSNSをチェックして時間を活用!」

・6:30 二男を起こす、朝食づくり
・7:42 二男を送り出す
・7:50 自分の朝食、身支度

●8:30 ジムや仕事へ出発

「40代から始めたパーソナルトレーニングも、できるだけ午前中に。鍛えているふりをして、じつはマッサージされていることもしばしば(笑)」

・ピカピカのシンクで翌朝を気持ちよく迎える

「朝起きてシンクが汚いと、気持ちがげんなり。食べ物を扱うキッチンは、夜に清潔にみがき上げ、お弁当づくりを気分よくスタート!」