タイガース戦前の練習に姿を見せたエンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:小谷真弥】

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7月にIL入り…復帰が長引いていた原因が明らかに

エンゼルス ー タイガース(日本時間16日・アナハイム)

 怪我の影響で戦列を離れているアンソニー・レンドン内野手が、骨折していたことが判明した。本人が明かしたもので、9月15日(日本時間16日)に複数の米記者が伝えた。

 米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は、X(旧ツイッター)で「彼は骨折していたことについて言及した。これは、長らくエンゼルスが否定してきたことだ」と投稿。地元紙オレンジカウンティ・レジスターのエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者も「ずっと脛骨が骨折していたことを明かした。彼は骨折していたことを数週間前に知った。エンゼルスがそのことを発表しなかった意図はわからないと発言した」と伝えている。

 チーム最高年俸3800万ドル(約56億円)のレンドンは、開幕戦で敵地ファンとのトラブルで5試合の出場停止。5月には左足付け根の故障で離脱し、6月中旬には左手首への死球を受けて2度目の負傷者リスト(IL)入り。その後復帰するも、7月4日(同5日)の敵地・パドレス戦の4回に左膝付近に自打球が直撃。そのまま途中交代となり、14日(同15日)にまた負傷者リストに入っていた。

 試合前の取材でレンドンについて聞かれたフィル・ネビン監督は「私は医療については詳しくないけど、いつ骨折し、どれくらい骨が腫れているか彼と話し合いをした。骨折に近い状況だ」と、状態については知っていたことを明かし、「骨の腫れ、骨折のどちらでも、現状はプレー(試合に復帰)できない」と語った。

 レンドンはこの日、試合前にグラウンドに姿を見せ、キャッチボールなどで体を動かしていた。(Full-Count編集部)