日本ハムの日替わりオーダーに球界OB「機能しなくなった」とメンバー固定を提言
苦しい戦いが続く日本ハム。新庄監督はどんな手を打ってくるのか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
後半戦のスタートで11連敗を喫した日本ハム。一時は4位まで順位を上げたが、現在は最下位と厳しい戦いが続いている。上昇気流に乗るためには新庄剛志監督にはどういった策が必要になるのだろうか。現役時代に日本ハムや阪神で活躍した金村暁氏が、オールスターブレイク中にYouTubeチャンネル『野球いっかん！』にアップされた動画で、日本ハムが変えるべきポイントについて触れている。
【関連記事】中日・宇佐見真吾、日ハム・郡司裕也…移籍の活性化につながるか 「好循環トレード」続く背景とは
まず「怪我人が帰ってきたのは嬉しんだけどまだ日替わりやるんですよね」といまや新庄監督の代名詞となったメンバーを固定しない日替わりオーダーにフォーカス。特に「ショート、セカンド、センター、キャッチャー、これを1日ごとに変えてるんです」とセンターラインを固定しないことに疑問を感じているようで、「いつまでやるのかなって僕は思ってる。そろそろ揃えて戦っていかないと。来年のためにもね」と話す。
また、「みんながちょこちょこ打つんですよ。だから、『この選手を使ってあげなきゃ』っていう感じになっている」とスタメンで起用した選手が活躍するため、なかなか固定できないチーム事情を察する。それでも、「新庄監督も打破しようとすごく頑張って考えてやってるんですけど、全然機能しなくなった」と日替わりオーダーを見直すことを提言した。
日本ハムはシーズン序盤から離脱する選手が多く、それをカバーするために今いる選手をやりくりしながら、なんとか勝利を重ねてきた。現在は清宮幸太郎や五十幡亮汰といった主力も復帰しており、フルメンバーが揃いつつある状況ではあるが、依然として日替わりオーダーを行っている。
11連敗中のスコアを見ると、5点以上失点した試合はわずかに3試合。一方、3得点以下の試合は9試合と、投手陣が崩壊しているわけではなく、打線が湿っていることが大きな原因と言える。日替わりオーダーで点が取れていない現状を鑑みると、あれこれ策を講じるのではなく、ベストオーダーを組んで戦うことも必要なのかもしれない。新庄監督がどのようなオーダーを組むのか注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
