アストロズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

写真拡大

大谷は「やれることをしっかり自分自身もやりたい」と前向きに返答した

 エンゼルス大谷翔平投手の去就問題が、ますます騒がしくなってきている。チームは後半戦初戦となった本拠地でのアストロズ戦を落とし、今季ワースト6連敗に加え、ここ11戦では10敗という惨状。試合後には「このチームで勝てる自信は?」という直球の質問まで飛んだ。

 この質問に大谷は「オフェンスは今日もヒットも出ていましたし、もう一本というところだったんじゃないかなと」とポジティブに返答している。「最少失点で試合を運べていたら勝てるチャンスは今日もあったので、やれることをしっかり自分自身もやりたい」と、いつも通りの前向きなコメントだ。

 降板時に不満そうな様子を見せるなど、大谷自身もどかしい思いなのは間違いない。「(フラストレーションは)そうですね、それはみんなあると思う。負けが込んでくると、人間誰しもそういう感情は出るんじゃないかなと」。それでも「誰もエラーしたくてしているわけじゃない」と、味方のエラーを最後まで庇っていた。

 試合後のクラブハウスには暗い雰囲気も漂った。ミッキー・モニアック外野手にも、大谷らの去就に関する質問が飛び「それは、私たちがコントロールできないことだ。選手ができることは、準備をして、戦うことだ」と答えた。アストロズ、ヤンキースと難しい相手との戦いが続くが、エンゼルスは希望をつなぐことができるのだろうか。(Full-Count編集部)