エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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米スポーツ専門メディアが「オオタニの米国での人気が高まっている」と特集

 エンゼルス大谷翔平投手の存在は、日本列島を連日明るく照らすだけでなく、米国でも日ごとに注目度を高めているようだ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、野球界を越えて「オオタニの米国での人気が高まっている」と特集。ファンはもちろん、敵味方関係なく選手や関係者からも愛される特別な人柄に焦点を当てた。

 戦いの地を米国に移して6年目。同メディアは「オオタニのブランドはかつてないほど強力になっている」と言い切る。MVPを獲得した2021年のオールスターゲームでは、選手グッズの売上の28%を大谷が占めたことを紹介。今季のスポンサー契約は3500万ドル(約48億5000万円)が見込まれているという米経済誌「フォーブス」の情報も添えた。

 投打二刀流という唯一無二の存在であるだけでなく、周囲を虜にするのは類まれなる人柄。記事でも「彼の謎めいた、そして神秘的な本質がその人気に寄与しているとさえ考えられているのかもしれない」と特筆する。死球を与えた打者に謝罪したり、チームメートには子どものようないたずらをしたり……。「オオタニがどんな人物かが垣間見える。ファンもそう言った場面に飛びつく」と感心する。

 かつて通訳を介して話す大谷を批判する声もあったが、同メディアは「これは正しくなかった」と断言。成し遂げていることの大きさに改めて感服し「オオタニは、選手たちがメジャーリーグにおいてハイレベルで二刀流ができることを証明した。そしてそのお陰で、以前は不可能だと考えられていたことを、より若い世代が夢見ることができるようになった」とまとめた。(Full-Count編集部)