世界中の国・地域にある「スターバックス」の店舗。実は、同じ看板でも、国・地域ごとにドリンクやフードをはじめ、グッズなどが大きく異なる。

今回、ドイツを訪問する機会があった。現地で利用したスターバックスでの体験を交え、最新事情を紹介する。

ドイツ国内のスターバックスの店舗数は「150」、最も多い都市は首都ベルリンで「16」とのこと。続いて、フランクフルト、ハンブルク、ミュンヘンなど。(2023年6月現在)

そのベルリンでは、かの有名なブランデンブルク門の近くにも店舗がある。ここは場所柄、観光客が多い。

ブランデンブルク門の近くにある店舗では、店内にベルリンをイメージしたかのようなアートも飾られている。

そして、ベルリンのマグカップも。このデザインはほかの国やほかの都市と共通。

ドイツ、ベルリンのお土産にいい。世界中にコレクターがいる。

ドイツのスターバックスで販売されているフード。日本の店舗と比べると、はっきり言って、並べ方は「雑」であり、味や見た目にもこだわりなどが見られない。ただ、種類は多め。

ドリンクは、ドリップコーヒー、カフェアメリカーノ、スターバックスラテ、フラペチーノなど、定番がそろう。特に、ドイツ限定などは見当たらず。

他の店舗はこんな感じ。ごく普通のカフェチェーンといった雰囲気である。観光地以外では、学生、会社員らの利用が多いようだった。

中には、ノートパソコンでノマドワークをこなす人も。ベルリンはスタートアップが盛んな都市なので、そういった人々のオフィス代わりになっているのかもしれない。

ベルリン・ブランデンブルク空港にあるスターバックス。

この空港はまだ新しく、ターミナル内にカフェなどの店舗も少ないため、利用客がいつも多く、やや混雑している。

かつて、ドイツの空港にあるスターバックスでは、各地のご当地マグカップが売られていたが、今はそういったこともなく、ベルリンならベルリンのみ。

しかも、アジアのスターバックスと比べると、シンプルなデザイン。

ドイツのスーパーマーケットで見かけた、スターバックスのチルド商品。カフェ利用よりこちらのほうが需要があるのかもしれない。

なお、ドイツのスターバックスは、公式インスタグラムがない。日本をはじめ各国のスターバックスにはあり、熱心に発信しているのと比べると、やむを得ないが「やる気がないのでは?」と思えてしまう。ただ、客入りはどの店舗も悪くはなかった。

個人的に思うのは、アジア(日本を除く)はけっこう商売熱心。一方、ヨーロッパやオセアニアなどはアジアよりは消極的、そして本場のアメリカはただのカフェチェーンという感じがする。ドイツはとりあえずあり、旅行者にとっては勝手知ったる存在なのでありがたいには違いない。

Starbucks (Germany)

https://www.starbucks.de/


(Written by AS)