エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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トラウト&大谷揃ってプレーオフ出場はなく「辛い現実」

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは5連敗、借金1で前半戦を終えた。エンゼルス地元紙「LAタイムズ」は「動揺が広がるエンゼルスは涙を飲んでオオタニをトレードすべき」として、優勝できるチームを構築するために大谷をトレードするべきだと提言した。

 同紙は「もしアート・モレノ(オーナー)が、名ばかりではなく真にロサンゼルス(を代表する)チームを所有したいのであれば、何よりも勝つことを優先するだろう」と指摘する。

 投手としても野手としても、大谷がメジャートップクラスの実力はもちろんのこと、年齢も全盛期の29歳。「ベーブ・ルースよりいい選手」と称えた上で「彼は何よりも勝つことに価値を置いていると言った。その言葉を信じるならば、彼が戻ってこないことは明白だ」と強調した。

 トラウトと大谷を擁しながら、2人が揃ってプレーオフに出場したことは1度もない。これを「辛い現実で、この6年間はまったくの無駄になっているようなものだ」と表現した。

エンゼルスには、オオタニしかもたらせないものが必要だ。エンゼルスには強力な有望株が複数名必要で、頼れる中核となる選手が必要だ。彼らに必要なものは、オオタニを介して(=彼をトレードすることで)しか手に入らない。端的に言って、エンゼルスにはもっといい選手が複数必要で、それを早期に実現する最良の方法はオオタニをトレードの駒にして、そうした選手を獲得することだ」

 仮に大谷が11月にチームを去るとなれば「エンゼルスはほとんど何も得るものがなく、この6年間が無駄になる」とバッサリ。「スポーツ界のスーパースターが1か所に永遠にいることがハッピーエンドになることは稀だ。この(エンゼルスと大谷の)魔法のような関係がハッピーエンドになる方法は一つしかないように見える。彼をトレードすべきだ」と最後までトレードを勧めていた。(Full-Count編集部)