ホッフェンハイムのローゼン氏、SDから競技部門取締役に昇格

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TSGホッフェンハイムにおけるスポーツディレクターとしての10年目は、アレクサンダー・ローゼン氏にとってまさに試練の1年となったが、それにもかかわらずクラブ側はディレクターから取締役職への昇格を発表。2021年夏にゲルリヒ前代表が退任して以来、それまでの財務担当とともに競技担当もこなしていたフランク・ブリール氏から後者を受け継ぐことになったのだ。「彼の就任当初はもっと悪い状況だったよ」とディトマー・ホップ会長はコメント。2010年よりユース部門からディレクションしていたローゼン氏は、残留争いを演じていた2013年にトップチームへと昇格。それ以降はこれまでにCL1度、EL2度出場を果たして見せた。ただ今季はブライテンライター監督の招聘で不振を招くと、ホップ会長が蜜月の関係にある代理人ヴィットマン氏と結託してケナン・コチャク監督の招聘に動くもこれを固辞。ペジェグリーノ・マタラッツォ監督の招聘にこぎつけると、出だしこそ5連敗と辛いものなったが巻き返して何とかブンデス残留を果たした。
そんなローゼン氏の手腕について改めて、ホップ会長は「アレクサンダー・ローゼン氏は、ブンデスリーガのクラブを成功、更なる発展へと導くための手腕や幅広い人脈などから、クラブ内外で高く評価されている人物だ」と述べ、「クラブの競技面における成功は、高い移籍金収入という経済的要素と相まったものであり、それは彼の卓越した仕事を証明したものである」と惜しみない賛辞をおくっている。まさにこの激動のシーズンにあって迎えたハッピーエンドといえるだろう。弱体化にあると見られていたローゼン氏をクラブ側は後押し、一貫性を示したのみならず、元主将ピルミン・シュヴェグラー氏を招聘して一体感を増していった。さらに先日にはホップ会長が議決権を返上。おそらくは守備の要で元主将のベンヤミン・ヒュブナー氏も入閣し、これからチームの強化に向けてクラブカルチャーである攻撃サッカー、そして課題であった守備面での改善などチームの再建を一丸となって図っていきたい。先日退団したセバスチャン・ルディも、現役続行の判断はまだついていないことを明かしている。
これから11シーズン目で新たな挑戦へと臨むローゼン氏は、「これだけ長くお世話になったクラブのトップに昇格できることは、私にとって大きな名誉です。長年にわたって私を信頼してくれた株主の皆さんに感謝します」とローゼン氏。「振り返れば誇らしい気持ちでいっぱいですが、このTSGと献身的なスタッフにはまだまだ多くの可能性があると確信しています。この可能性を生かし、小さいながらも特別なクラブをあらゆるレベルでさらに発展させ、並外れたスポーツの記録を何度も何度も打ち立てること、それが私の原動力であり、高いモチベーションとともに喜びに満ちた未来へと向かわせるのです」と意気込みをみせた。
