カツオ節!? 驚愕形状の「未来のリージョナル旅客機」航空ショーで進展 プロペラなんと8発!
実用化すれば高スペック!
2028年実用化を予定
フランス・トゥールーズに本拠を構えるスタートアップ企業のAURA AEROが開発を進めている、ユニークな形状の新型航空機「ERA」。パリ航空ショー内で、同社と、ビジネスジェットなどを運航する航空会社、PAN EUROPEENNE AIR SERVICEが、「ERA」の発注を見据えた意向表明書を締結しています。
AURA AEROの「ERA」(画像:AURA AERO)。
「ERA」は円筒形をベースにしつつも、横から見ると“鰹節”を連想させるような、平行四辺形に近いエッジの効いたとものとなった胴体形状が特徴。同機はハイブリッド電動推進が導入され、8発のプロペラを備えます。
AURA AEROによると、19人の乗客、1.9tの貨物を搭載することができ、1600kmの航続距離をもちます。また、「STOL」と呼ばれる短距離離着陸性能にも優れ、800mの滑走路で離着陸できるとうたっています。また、おもに離陸時には、電動モードで飛行するとのことで、このことによる低騒音化も期待できるとのことです。
今回の表明書は4機の「ERA」をPAN EUROPEENNE AIR SERVICEの後継機とするといった内容となっており、機内はビジネスジェットむけの9席仕様となる計画といいます。同機の実用化は2028年を予定しています。