朝早くに来航しました。

就役まだ8か月の最新鋭艦

 イタリア海軍の哨戒艦「フランチェスコ・モロジーニ」が2023年6月21日(水)、海上自衛隊の横須賀基地に接岸しました。


横須賀港に姿を見せたイタリア海軍の哨戒艦「フランチェスコ・モロジーニ」(乗りものニュース編集部撮影)。

「フランチェスコ・モロジーニ」はタオン・ディ・レヴェル級哨戒艦(フリゲート)の1艦で2022年10月22日に就役したばかりの最新鋭艦です。全長133m、幅は16.5mで、排水量は約6000トン。主機関はディーゼルとガスタービンを組み合わせた「CODAG」と呼ばれる方式で、最大速力は約32ノット(約59.3km/h)です。

 主武装は64口径127mm速射砲1門、62口径76mm速射砲1門、25mm機関砲2基、12.7mm機関銃4基。対艦ミサイルや対空ミサイルも装備しているほか、ヘリコプターの運用能力も有しており、飛行甲板とともに船体後部にはNH90もしくはAW101艦載ヘリコプター1機を収容可能な格納庫も設けられています。

 イタリア海軍艦の横須賀寄港は初めてのこと。同艦は、27日(火)まで横須賀に滞在する予定で、このあと艦長のジョヴァンニ・モンノ中佐らによる市長表敬や、事前申込者らによる艦内見学などが予定されています。