さらに北へ「北近畿豊岡道」 山陰本線の並行路線が2024年ついに“豊岡”へ IC名には「出石」がつく
2kmの山越えは大きい?
豊岡市街の入口へついに到達
国土交通省 豊岡河川国道事務所は2023年6月、延伸事業を進めている北近畿豊岡自動車道 豊岡IC(仮称)の名称について、「豊岡出石IC」に決定したと発表しました。
建設が進む北近畿豊岡道。但馬空港ICを出るとすぐトンネルになる(画像:豊岡河川国道事務所)。
北近畿豊岡道は舞鶴若狭道の春日ICから北へ、JR山陰本線に並行するルートで延伸を重ね、現在は兵庫県豊岡市の但馬空港ICまで開通済み。2024年秋に2.0km延伸し、豊岡出石ICまで到達する予定です。
延伸区間はトンネルと橋梁で山を越え、豊岡出石ICはアクセス道路を介して国道426号と接続。豊岡市街地の南端に位置するほか、城下町である旧出石町にも連絡しています。
なお、豊岡市内の豊岡出石IC以北の区間も事業が進んでおり、一つ北側の豊岡北IC/JCTで北近畿豊岡道は終点。そこで日本海側を縦貫する形の山陰近畿道と接続しますが、豊岡市と香住町のあいだや、城崎温泉と京都府境の区間などは未だ事業化されていません。