日米加仏という組み合わせはそうないかも。

総勢10隻の多国籍艦隊で南シナ海を航行

 海上自衛隊は2023年6月15日、沖縄南方から南シナ海にかけての海空域において、アメリカ海軍やカナダ海軍、フランス海軍と4か国共同訓練「ノーブル・タイフーン」を実施したと発表しました。

 期間は6月10日(土)から14日(水)までで、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化すべく、共同訓練を行ったそう。


日米加仏共同訓練を行う参加各艦。一番手前はフランス海軍の「ロレーヌ」(画像:フランス海軍)。

 訓練には海上自衛隊から護衛艦「いずも」「さみだれ」(IPD23第1水上部隊)が、アメリカ海軍からは原子力空母「ロナルド・レーガン」を筆頭に、イージス巡洋艦「アンティータム」「ロバート・スモールズ」、イージス駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」「チャンフーン」、補給艦「ラパハノック」の計6隻が参加。これにカナダ海軍のフリゲート「モントリオール」と、フランス海軍のフリゲート「ロレーヌ」が加わった総勢10隻の陣容で実施されました。

 訓練内容は、対水上戦や対空戦、対潜水艦戦、LINKEXといった各種戦術訓練に加え、洋上補給も行ったとのこと。説明によるとこれらはアメリカ主催の大規模広域訓練2023(LSGE23)の一環であるとしています。